【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期のJR奈良線 (奈良駅~平城山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.6万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -5.0%( -2.9万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 22 件(1年前(2024年)に比べて -55.1%( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.9年(昨年 29.2年から -1.1 %減)。平均土地面積は 61.0 坪 (昨年 58.7 坪から +3.8 %増)。平均建物面積は 46.7 坪 (昨年 52.5 坪から -11.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。平城山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは平城山駅で昨年に比べ +29.7 %、坪単価は 89.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(平城山駅)は +29.7 %(坪単価 +20.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(奈良駅)は -16.5 %(坪単価 -9.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 36.7 % → 2025年 27.3 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 2.0 % → 2025年 4.5 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 32.7 % → 2025年 45.5 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.4 % → 2025年 13.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.5万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +29.7%( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -16.5%( -9.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -59.1%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR奈良線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 奈良駅 | 46.9万/坪 (30.5年/60.3坪) | 56.2万/坪 (29.5年/51.6坪) | 66.8万/坪 (24.0年/45.6坪) |
| 平城山駅 | 89.5万/坪 (21.6年/63.9坪) | 69.0万/坪 (27.1年/122坪) | 70.1万/坪 (27.5年/111坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
平城山駅 89.5 万/坪(昨年同期比 +29.7 %)
平城山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 89.5万円/坪(27.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +29.7%( +20.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -20.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.6年(昨年 27.1年から -20.1 %減)。平均土地面積は 63.9 坪 (昨年 121.6 坪から -47.5 %減)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 143.7 坪から -77.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 27.1 年 → 2025年 21.6 年、-20.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.6 分 → 2025年 13.8 分、+145.5 %と大きく増加)
奈良駅 46.9 万/坪(昨年同期比 -16.5 %)
奈良駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.9万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -16.5%( -9.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(1年前(2024年)に比べて -59.1%( -26件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 29.5年から +3.6 %増)。平均土地面積は 60.3 坪 (昨年 51.6 坪から +16.9 %増)。平均建物面積は 49.7 坪 (昨年 42.1 坪から +18.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 40.9 % → 2025年 27.8 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 27.3 % → 2025年 50.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 % → 2025年 16.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示