【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の近鉄天理線 (平端駅~天理駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.0万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -10.1%( -4.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 16 件(1年前(2024年)に比べて -56.8%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 32.3年(昨年 30.9年から +4.4 %増)。平均土地面積は 70.8 坪 (昨年 69.6 坪から +1.7 %増)。平均建物面積は 33.1 坪 (昨年 43.9 坪から -24.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。前栽駅は、昨年から 5 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは平端駅で昨年に比べ -69.7 %、坪単価は 13.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(前栽駅)は -16.4 %(坪単価 -11.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(平端駅)は -69.7 %(坪単価 -31.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 17.1 分 → 2025年 12.8 分、-24.9 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 5.4 % → 2025年 18.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 8.6 % → 2025年 13.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 40.0 % → 2025年 46.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった前栽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -16.4%( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった二階堂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.5万円/坪(3.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -53.1%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄天理線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 平端駅 | 13.6万/坪 (49.8年/50.7坪) | 44.8万/坪 (33.8年/40.8坪) | 59.4万/坪 (19.1年/64.4坪) |
| 二階堂駅 | 12.5万/坪 (43.5年/165坪) | 26.7万/坪 (39.4年/42.4坪) | 55.7万/坪 (17.1年/58.6坪) |
| 前栽駅 | 57.8万/坪 (22.0年/48.4坪) | 69.2万/坪 (23.7年/51.6坪) | 74.6万/坪 (16.1年/47.5坪) |
| 天理駅 | - | 32.2万/坪 (30.9年/113坪) | 58.1万/坪 (21.7年/53.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
前栽駅 57.8 万/坪(昨年同期比 -16.4 %)
前栽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.8万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -16.4%( -11.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(1年前(2024年)に比べて -18.2%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 22.0年(昨年 23.7年から -7.3 %減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 51.6 坪から -6.1 %減)。平均建物面積は 35.1 坪 (昨年 34.5 坪から +1.9 %増)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 22.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.2 % → 2025年 11.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 11.1 % → 2025年 33.3 %)
平端駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -69.7 %)
平端駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -69.7%( -31.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -50.0%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 49.8年(昨年 33.8年から +47.4 %増)。平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 40.8 坪から +24.1 %増)。平均建物面積は 32.9 坪 (昨年 29.3 坪から +12.3 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 12.5 % → 2025年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 33.8 年 → 2025年 49.8 年、+47.4 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示