物件種別
対象路線
調査期間
中古一戸建て
2025年
2025年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

中古一戸建て相場の概況

2025年1月〜3月期のJR和歌山線 (隅田駅和歌山駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 40.9万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +14.6%( +5.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 42 件(1年前(2024年)に比べて -76.9%( -140件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 30.4年(昨年 31.4年から -3.2 %減)。平均土地面積は 71.7 坪 (昨年 76.9 坪から -6.9 %減)。平均建物面積は 37.3 坪 (昨年 45.3 坪から -17.7 %減)。

近年の取引物件の特徴は、築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。中飯降駅打田駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは妙寺駅で昨年に比べ +949.0 %、坪単価は 107 万円/坪となった。

上位 2 駅(妙寺駅高野口駅)は +872.0 %(坪単価 +67.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(笠田駅船戸駅)は -62.3 %(坪単価 -21.1 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 0.6 % → 2025年 5.3 %)
  • 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 16.6 % → 2025年 21.1 %)

駅ごとの中古一戸建て相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった妙寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +949.0%( +97.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった笠田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -85.6%( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

JR和歌山線(沿線・駅ごとの中古一戸建てについて)
JR和歌山線現状(2025)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
隅田駅-38.3万/坪
(22.6年/139坪)
66.5万/坪
(14.4年/62.9坪)
下兵庫駅18.9万/坪
(21.0年/30.3坪)
3.3万/坪
(0年/99.8坪)
-
橋本駅-15.6万/坪
(38.9年/84.7坪)
13.9万/坪
(45.1年/83.6坪)
紀伊山田駅16.7万/坪
(59.0年/93.8坪)
22.7万/坪
(40.1年/87.7坪)
13.5万/坪
(40.0年/79.9坪)
高野口駅43.2万/坪
(18.3年/68.1坪)
4.8万/坪
(53.3年/91.9坪)
46.1万/坪
(37.7年/134坪)
中飯降駅8.7万/坪
(31.0年/139坪)
4.5万/坪
(44.8年/112坪)
10.5万/坪
(43.7年/68.1坪)
妙寺駅107万/坪
(0年/90.8坪)
10.2万/坪
(34.6年/57.9坪)
3.7万/坪
(27.8年/31.8坪)
大谷駅-10.8万/坪
(39.2年/109坪)
20.8万/坪
(29.3年/109坪)
笠田駅5.3万/坪
(66.0年/75.6坪)
37.0万/坪
(33.3年/77.3坪)
33.0万/坪
(36.4年/75.0坪)
西笠田駅--40.2万/坪
(47.2年/200坪)
名手駅80.8万/坪
(0年/45.4坪)
31.2万/坪
(33.4年/61.7坪)
25.8万/坪
(36.9年/138坪)
粉河駅6.6万/坪
(56.0年/58.2坪)
6.6万/坪
(26.8年/81.7坪)
12.5万/坪
(39.9年/55.7坪)
紀伊長田駅-34.5万/坪
(23.1年/48.8坪)
13.9万/坪
(33.8年/42.4坪)
打田駅45.0万/坪
(23.0年/52.9坪)
37.5万/坪
(28.1年/75.6坪)
70.6万/坪
(16.9年/70.3坪)
下井阪駅18.0万/坪
(42.5年/88.6坪)
25.9万/坪
(30.1年/72.1坪)
36.7万/坪
(28.2年/65.4坪)
岩出駅56.6万/坪
(34.4年/100坪)
47.5万/坪
(23.9年/84.6坪)
56.0万/坪
(19.6年/62.6坪)
船戸駅16.5万/坪
(42.7年/151坪)
27.1万/坪
(28.3年/68.4坪)
15.6万/坪
(35.0年/68.1坪)
紀伊小倉駅-41.7万/坪
(29.5年/72.8坪)
35.2万/坪
(33.3年/100坪)
布施屋駅-30.5万/坪
(34.6年/58.1坪)
45.2万/坪
(6.3年/53.3坪)
千旦駅--33.9万/坪
(26.5年/35.5坪)
田井ノ瀬駅64.4万/坪
(22.5年/77.9坪)
54.6万/坪
(33.4年/48.4坪)
24.7万/坪
(35.0年/76.1坪)
和歌山駅50.3万/坪
(30.3年/39.1坪)
48.6万/坪
(36.0年/58.7坪)
75.1万/坪
(25.9年/61.3坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

妙寺駅107.4 万/坪(昨年同期比 +949.0 %)

妙寺駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +949.0%( +97.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 0.0年(昨年 34.6年から -100.0 %減)。平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 57.9 坪から +56.9 %増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 40.8 坪から -11.1 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 34.6 年 → 2025年 0.0 年、-100.0 %と大きく減少)
  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 11.8 分 → 2025年 6.0 分、-48.9 %と大きく減少)

高野口駅43.2 万/坪(昨年同期比 +795.0 %)

高野口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.2万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +795.0%( +38.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2024年)に比べて -63.6%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 18.3年(昨年 53.3年から -65.6 %減)。平均土地面積は 68.1 坪 (昨年 91.9 坪から -25.9 %減)。平均建物面積は 28.4 坪 (昨年 49.9 坪から -43.2 %減)。

価格上昇要因

  • 平均築年数が大きく減少(2024年 53.3 年 → 2025年 18.3 年、-65.6 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 % → 2025年 66.7 %)

笠田駅5.3 万/坪(昨年同期比 -85.6 %)

笠田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.3万円/坪(1.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -85.6%( -31.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -87.5%( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 66.0年(昨年 33.3年から +98.5 %増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 77.3 坪から -2.2 %減)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 37.6 坪から +4.7 %増)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 16.8 分 → 2025年 6.0 分、-64.2 %と大きく減少)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 33.3 年 → 2025年 66.0 年、+98.5 %と大きく増加)
  • 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 50.0 % → 2025年 100.0 %)

船戸駅16.5 万/坪(昨年同期比 -39.1 %)

船戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.5万円/坪(5.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -39.1%( -10.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2024年)に比べて -40.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均築年数は 42.7年(昨年 28.3年から +51.0 %増)。平均土地面積は 150.7 坪 (昨年 68.4 坪から +120.5 %増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 25.4 坪から +167.9 %増)。

価格上昇要因

  • 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 80.0 % → 2025年 33.3 %)

価格下落要因

  • 平均築年数が大きく増加(2024年 28.3 年 → 2025年 42.7 年、+51.0 %と大きく増加)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

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データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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