【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期のJR加古川線 (加古川駅～谷川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.5万円/坪(16.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +37.1％( +14.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 55 件(１年前(2024年)に比べて +1.9％( +1件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均築年数は 27.4年(昨年 31.0年から -11.4 ％減)。平均土地面積は 77.5 坪 (昨年 81.1 坪から -4.4 ％減)。平均建物面積は 42.5 坪 (昨年 39.2 坪から +8.4 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。加古川駅、厄神駅、社町駅、滝野駅、西脇市駅、新西脇駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは神野駅で昨年に比べ +119.7 ％、坪単価は 97.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(神野駅、厄神駅)は +105.2 ％(坪単価 +37.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(日岡駅、西脇市駅)は +1.6 ％(坪単価 -3.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 31.0 年 → 2025年 27.4 年、-11.4 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2024年 25.6 分 → 2025年 22.5 分、-12.1 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 25.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 44.9 ％ → 2025年 30.8 ％)
価格下落要因
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 4.1 ％ → 2025年 1.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 3.7 ％ → 2025年 2.1 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった神野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.5万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +119.7％( +53.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった西脇市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +26.7％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR加古川線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 加古川駅 | 72.0万/坪 (22.1年/38.8坪) | 55.3万/坪 (27.9年/39.0坪) | 57.5万/坪 (29.4年/35.2坪) |
| 日岡駅 | 39.8万/坪 (37.6年/36.3坪) | 51.9万/坪 (30.5年/65.0坪) | 73.6万/坪 (31.3年/60.8坪) |
| 神野駅 | 97.5万/坪 (30.8年/83.9坪) | 44.4万/坪 (33.5年/73.4坪) | 19.6万/坪 (39.8年/79.4坪) |
| 厄神駅 | 46.8万/坪 (39.3年/160坪) | 24.5万/坪 (28.9年/61.0坪) | 14.7万/坪 (42.3年/69.6坪) |
| 市場駅 | - | - | - |
| 小野町駅 | - | - | - |
| 粟生駅 | - | 12.0万/坪 (35.3年/82.2坪) | 4.1万/坪 (34.3年/60.5坪) |
| 河合西駅 | 0.6万/坪 (54.3年/182坪) | - | 0.14万/坪 (0年/130坪) |
| 青野ケ原駅 | - | - | 3.8万/坪 (76.3年/43.9坪) |
| 社町駅 | 43.1万/坪 (25.1年/77.7坪) | 28.9万/坪 (35.3年/155坪) | 27.8万/坪 (33.8年/130坪) |
| 滝野駅 | 53.5万/坪 (26.8年/163坪) | 40.7万/坪 (19.1年/131坪) | 55.1万/坪 (15.0年/47.2坪) |
| 滝駅 | - | 11.3万/坪 (47.3年/39.3坪) | - |
| 西脇市駅 | 24.1万/坪 (38.1年/75.1坪) | 19.0万/坪 (47.8年/142坪) | 53.7万/坪 (26.3年/108坪) |
| 新西脇駅 | 54.0万/坪 (20.1年/78.9坪) | 37.4万/坪 (35.5年/56.5坪) | 53.8万/坪 (5.3年/68.8坪) |
| 比延駅 | - | - | - |
| 日本へそ公園駅 | - | - | - |
| 黒田庄駅 | - | - | - |
| 本黒田駅 | - | - | - |
| 船町口駅 | 4.4万/坪 (0年/56.0坪) | - | - |
| 久下村駅 | 4.6万/坪 (53.3年/160坪) | - | - |
| 谷川駅 | - | 3.0万/坪 (27.3年/260坪) | 14.2万/坪 (35.3年/69.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
神野駅 97.5 万/坪(昨年同期比 +119.7 ％)
神野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 97.5万円/坪(29.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +119.7％( +53.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.8年(昨年 33.5年から -8.2 ％減)。平均土地面積は 83.9 坪 (昨年 73.4 坪から +14.4 ％増)。平均建物面積は 29.5 坪 (昨年 38.2 坪から -22.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 13.2 分 → 2025年 9.0 分、-32.1 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
厄神駅 46.8 万/坪(昨年同期比 +90.8 ％)
厄神駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.8万円/坪(14.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +90.8％( +22.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 39.3年(昨年 28.9年から +35.7 ％増)。平均土地面積は 160.3 坪 (昨年 61.0 坪から +162.8 ％増)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 32.8 坪から +10.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 28.9 年 → 2025年 39.3 年、+35.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 23.3 分 → 2025年 30.0 分、+28.6 ％と大きく増加)
日岡駅 39.8 万/坪(昨年同期比 -23.4 ％)
日岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.8万円/坪(12.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -23.4％( -12.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2024年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 37.6年(昨年 30.5年から +23.2 ％増)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 65.0 坪から -44.2 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 37.6 坪から -23.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 16.9 分 → 2025年 14.0 分、-17.0 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 30.5 年 → 2025年 37.6 年、+23.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 66.7 ％)
西脇市駅 24.1 万/坪(昨年同期比 +26.7 ％)
西脇市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.1万円/坪(7.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +26.7％( +5.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 38.1年(昨年 47.8年から -20.2 ％減)。平均土地面積は 75.1 坪 (昨年 142.2 坪から -47.2 ％減)。平均建物面積は 43.4 坪 (昨年 58.6 坪から -26.0 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 47.8 年 → 2025年 38.1 年、-20.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2024年 66.8 分 → 2025年 19.8 分、-70.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 66.7 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示