【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜3月期の阪神なんば線 (尼崎駅～大物駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.8万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +13.5％( +10.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 32 件(１年前(2024年)に比べて +10.3％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 22.1年(昨年 25.3年から -12.7 ％減)。平均土地面積は 23.6 坪 (昨年 30.4 坪から -22.2 ％減)。平均建物面積は 29.9 坪 (昨年 39.0 坪から -23.5 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 0 駅。全ての駅で値上がりした。大物駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大物駅で昨年に比べ +33.1 ％、坪単価は 64.2 万円/坪となった。
上位 1 駅(大物駅)は +33.1 ％(坪単価 +16.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(尼崎駅)は +11.8 ％(坪単価 +9.7 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 25.3 年 → 2025年 22.1 年、-12.7 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 3.6 ％ → 2025年 12.5 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.2 ％ → 2025年 25.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2024年 19.2 ％ → 2025年 19.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった尼崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.1万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +11.8％( +9.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2024年)に比べて +12.5％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大物駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.2万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +33.1％( +16.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
| 阪神なんば線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 尼崎駅 | 92.1万/坪 (21.7年/24.6坪) | 82.4万/坪 (21.3年/32.0坪) | 75.5万/坪 (24.9年/29.6坪) |
| 大物駅 | 64.2万/坪 (24.8年/18.5坪) | 48.3万/坪 (47.5年/23.0坪) | 123万/坪 (29.8年/35.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大物駅 64.2 万/坪(昨年同期比 +33.1 ％)
大物駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 64.2万円/坪(19.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +33.1％( +16.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 24.8年(昨年 47.5年から -47.9 ％減)。平均土地面積は 18.5 坪 (昨年 23.0 坪から -19.7 ％減)。平均建物面積は 33.6 坪 (昨年 39.3 坪から -14.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 47.5 年 → 2025年 24.8 年、-47.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 25.0 ％)
尼崎駅 92.1 万/坪(昨年同期比 +11.8 ％)
尼崎駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 92.1万円/坪(27.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +11.8％( +9.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2024年)に比べて +12.5％( +3件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 21.7年(昨年 21.3年から +2.0 ％増)。平均土地面積は 24.6 坪 (昨年 32.0 坪から -23.1 ％減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 39.0 坪から -25.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.3 ％ → 2025年 7.4 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.5 ％ → 2025年 7.4 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 22.7 ％ → 2025年 22.2 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示