【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の神戸高速鉄道東西線 (西代駅～元町駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.1万円/坪(17.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -33.7％( -28.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 19 件(１年前(2024年)に比べて -9.5％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 33.1年(昨年 40.5年から -18.1 ％減)。平均土地面積は 28.2 坪 (昨年 29.0 坪から -2.7 ％減)。平均建物面積は 35.8 坪 (昨年 40.7 坪から -12.0 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。西代駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西代駅で昨年に比べ +98.9 ％、坪単価は 48.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(西代駅)は +98.9 ％(坪単価 +24.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(高速神戸駅)は -78.0 ％(坪単価 -96.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 40.5 年 → 2025年 33.1 年、-18.1 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 57.1 ％ → 2025年 25.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 4.8 ％ → 2025年 6.2 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.8 ％ → 2025年 62.5 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 14.3 ％ → 2025年 10.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった元町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 149万円/坪(45.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -24.2％( -47.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった高速神戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -78.0％( -96.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 神戸高速鉄道東西線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西代駅 | 48.9万/坪 (34.6年/26.4坪) | 24.6万/坪 (60.3年/17.4坪) | 42.8万/坪 (37.2年/34.6坪) |
| 高速長田駅 | 38.5万/坪 (35.9年/28.4坪) | 48.2万/坪 (40.6年/30.4坪) | 55.8万/坪 (30.5年/32.1坪) |
| 大開駅 | - | 81.2万/坪 (46.6年/25.7坪) | 57.3万/坪 (47.8年/56.7坪) |
| 新開地駅 | - | 70.5万/坪 (24.3年/31.8坪) | 93.0万/坪 (53.0年/81.3坪) |
| 高速神戸駅 | 27.3万/坪 (0年/36.3坪) | 124万/坪 (23.3年/42.4坪) | 108万/坪 (17.3年/19.7坪) |
| 花隈駅 | 119万/坪 (19.3年/34.8坪) | 127万/坪 (63.8年/28.7坪) | - |
| 神戸三宮駅 | - | - | 125万/坪 (0.25年/28.7坪) |
| 西元町駅 | - | 207万/坪 (15.3年/27.2坪) | 41.5万/坪 (56.3年/30.3坪) |
| 元町駅 | 149万/坪 (34.3年/18.2坪) | 197万/坪 (16.8年/31.8坪) | 56.6万/坪 (52.8年/15.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西代駅 48.9 万/坪(昨年同期比 +98.9 ％)
西代駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.9万円/坪(14.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +98.9％( +24.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 7 件(１年前(2024年)に比べて +250.0％( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 34.6年(昨年 60.3年から -42.7 ％減)。平均土地面積は 26.4 坪 (昨年 17.4 坪から +51.6 ％増)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 18.2 坪から +50.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 60.3 年 → 2025年 34.6 年、-42.7 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 ％ → 2025年 28.6 ％)
高速神戸駅 27.3 万/坪(昨年同期比 -78.0 ％)
高速神戸駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.3万円/坪(8.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -78.0％( -96.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 42.4 坪から -14.3 ％減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 49.9 坪から -27.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 5.0 分 → 2025年 7.0 分、+40.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示