この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年4月〜6月期の四日市あすなろう鉄道内部線 (あすなろう四日市駅~内部駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 80.6万円/坪(24.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +16.3%( +11.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 13 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 15.3年(昨年 22.5年から -31.8 %減)。平均土地面積は 59.6 坪 (昨年 91.2 坪から -34.7 %減)。平均建物面積は 34.4 坪 (昨年 76.0 坪から -54.7 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。追分駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは赤堀駅で昨年に比べ -66.3 %、坪単価は 24.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(小古曽駅)は +2366.0 %(坪単価 +100.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(赤堀駅)は -66.3 %(坪単価 -48.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 22.5 年 → 2025年 15.3 年、-31.8 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 % → 2025年 50.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 % → 2025年 23.1 %)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2024年 15.4 % → 2025年 16.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった日永駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 177万円/坪(53.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +235.4%( +124.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2024年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった赤堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.6万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -66.3%( -48.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 四日市あすなろう鉄道内部線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| あすなろう四日市駅 | - | - | 46.9万/坪 (17.3年/175坪) |
| 赤堀駅 | 24.6万/坪 (32.3年/40.8坪) | 72.9万/坪 (31.3年/275坪) | 38.9万/坪 (30.3年/48.4坪) |
| 日永駅 | 177万/坪 (0.25年/90.8坪) | 52.9万/坪 (24.6年/130坪) | 81.1万/坪 (11.3年/51.4坪) |
| 南日永駅 | - | 76.2万/坪 (21.6年/58.0坪) | 90.6万/坪 (9.3年/178坪) |
| 泊駅 | 41.1万/坪 (18.0年/64.3坪) | 54.1万/坪 (25.9年/59.0坪) | 76.6万/坪 (12.3年/38.6坪) |
| 追分駅 | 127万/坪 (1.6年/56.7坪) | 137万/坪 (-0.25年/52.9坪) | 121万/坪 (2.5年/52.4坪) |
| 小古曽駅 | 105万/坪 (0.25年/49.9坪) | 4.3万/坪 (45.3年/63.5坪) | 76.0万/坪 (0.25年/52.9坪) |
| 内部駅 | 33.3万/坪 (37.3年/54.5坪) | - | 47.2万/坪 (32.1年/78.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
小古曽駅 105.2 万/坪(昨年同期比 +2366.0 %)
小古曽駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて +2366.0%( +100.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 0.3年(昨年 45.3年から -99.4 %減)。平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 63.5 坪から -21.4 %減)。平均建物面積は 33.3 坪 (昨年 46.9 坪から -29.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2024年 45.3 年 → 2025年 0.3 年、-99.4 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.0 分 → 2025年 11.0 分、+83.3 %と大きく増加)
赤堀駅 24.6 万/坪(昨年同期比 -66.3 %)
赤堀駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.6万円/坪(7.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2024年)に比べて -66.3%( -48.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 32.3年(昨年 31.3年から +3.2 %増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 275.3 坪から -85.2 %減)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 205.7 坪から -81.6 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2024年 100.0 % → 2025年 100.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 6.0 分 → 2025年 14.0 分、+133.3 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示