【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2025年1月〜6月期の三岐鉄道北勢線 (西桑名駅～阿下喜駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -32.0％( -17.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 36 件(１年前(2024年)に比べて -57.1％( -48件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 35.0年(昨年 24.6年から +42.4 ％増)。平均土地面積は 90.3 坪 (昨年 83.6 坪から +8.0 ％増)。平均建物面積は 38.5 坪 (昨年 43.9 坪から -12.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。七和駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは七和駅で昨年に比べ +30.4 ％、坪単価は 44.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(七和駅、阿下喜駅)は +21.3 ％(坪単価 +6.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(麻生田駅、楚原駅)は -63.3 ％(坪単価 -19.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2024年 20.2 分 → 2025年 17.9 分、-11.4 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 24.6 年 → 2025年 35.0 年、+42.4 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 23.7 ％ → 2025年 41.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2024年 36.8 ％ → 2025年 41.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 113万円/坪(34.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +4.8％( +5.2万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2024年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった麻生田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.8万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -63.9％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 三岐鉄道北勢線 | 現状(2025) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西桑名駅 | - | 33.1万/坪 (41.0年/68.1坪) | 6.6万/坪 (43.3年/18.2坪) |
| 馬道駅 | - | - | 47.2万/坪 (31.5年/60.5坪) |
| 西別所駅 | 64.4万/坪 (30.8年/121坪) | 73.7万/坪 (20.1年/61.7坪) | 99.9万/坪 (4.1年/44.9坪) |
| 蓮花寺駅 | 18.4万/坪 (46.0年/59.0坪) | - | 38.3万/坪 (31.4年/64.3坪) |
| 在良駅 | 14.9万/坪 (57.0年/60.5坪) | 28.6万/坪 (27.8年/99.8坪) | 10.9万/坪 (43.0年/110坪) |
| 星川駅 | 32.5万/坪 (39.2年/65.4坪) | 65.7万/坪 (23.5年/85.1坪) | 65.5万/坪 (18.6年/69.1坪) |
| 七和駅 | 44.6万/坪 (31.1年/54.5坪) | 34.2万/坪 (35.1年/68.4坪) | 73.7万/坪 (21.9年/49.3坪) |
| 穴太駅 | 31.3万/坪 (36.4年/52.6坪) | 29.5万/坪 (31.3年/62.8坪) | 85.0万/坪 (22.4年/71.1坪) |
| 東員駅 | 42.8万/坪 (25.4年/81.2坪) | 58.0万/坪 (23.8年/81.0坪) | 72.3万/坪 (18.6年/131坪) |
| 大泉駅 | 113万/坪 (53.0年/333坪) | 108万/坪 (0.8年/89.2坪) | 37.2万/坪 (22.9年/132坪) |
| 楚原駅 | 12.4万/坪 (42.7年/308坪) | 33.2万/坪 (36.3年/100坪) | 29.8万/坪 (28.8年/67.3坪) |
| 麻生田駅 | 10.8万/坪 (30.1年/75.6坪) | 29.8万/坪 (20.1年/113坪) | 38.9万/坪 (9.0年/86.0坪) |
| 阿下喜駅 | 24.8万/坪 (11.8年/48.4坪) | 42.6万/坪 (42.0年/411坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
七和駅 44.6 万/坪(昨年同期比 +30.4 ％)
七和駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +30.4％( +10.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2024年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 31.1年(昨年 35.1年から -11.4 ％減)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 68.4 坪から -20.4 ％減)。平均建物面積は 32.0 坪 (昨年 37.1 坪から -13.6 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2024年 35.1 年 → 2025年 31.1 年、-11.4 ％と減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2024年 75.0 ％ → 2025年 33.3 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2024年 9.8 分 → 2025年 11.7 分、+19.7 ％と増加)
阿下喜駅 27.8 万/坪(昨年同期比 +12.3 ％)
阿下喜駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 27.8万円/坪(8.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて +12.3％( +3.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 49.0年(昨年 11.8年から +316.9 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 36.3 坪から -20.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 11.8 年 → 2025年 49.0 年、+316.9 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 11.0 分 → 2025年 60.0 分、+445.5 ％と大きく増加)
麻生田駅 10.8 万/坪(昨年同期比 -63.9 ％)
麻生田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.8万円/坪(3.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -63.9％( -19.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -60.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 20.1年から +49.7 ％増)。平均土地面積は 75.6 坪 (昨年 112.7 坪から -32.9 ％減)。平均建物面積は 54.5 坪 (昨年 146.1 坪から -62.7 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2024年 20.1 年 → 2025年 30.1 年、+49.7 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2024年 16.4 分 → 2025年 22.0 分、+34.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 25.0 ％ → 2025年 50.0 ％)
楚原駅 12.4 万/坪(昨年同期比 -62.7 ％)
楚原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.4万円/坪(3.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2024年)に比べて -62.7％( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2024年)に比べて -77.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.7年(昨年 36.3年から +17.4 ％増)。平均土地面積は 307.8 坪 (昨年 100.5 坪から +206.3 ％増)。平均建物面積は 68.1 坪 (昨年 41.0 坪から +65.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2024年 36.3 年 → 2025年 42.7 年、+17.4 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2024年 37.5 ％ → 2025年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示