【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR山陰本線 (東浜駅~米子駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -11.6%( -4.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 76 件(1年前(2020年)に比べて -11.6%( -10件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 29.0年(昨年 28.8年から +0.9 %増)。平均土地面積は 107.6 坪 (昨年 78.9 坪から +36.5 %増)。平均建物面積は 61.7 坪 (昨年 61.0 坪から +1.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 20 年以内の比較的新しい物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 7 駅。ほとんどの駅において下落した。倉吉駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは倉吉駅で昨年に比べ +36.7 %、坪単価は 26.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(倉吉駅、米子駅)は +22.1 %(坪単価 +5.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大山口駅、浜村駅)は -73.9 %(坪単価 -32.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 35.8 分 → 2021年 28.4 分、-20.8 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.4 % → 2021年 33.9 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.5 % → 2021年 5.3 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 29.2 % → 2021年 33.9 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 18.1 % → 2021年 9.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった鳥取駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -14.1%( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて -3.6%( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -85.3%( -23.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR山陰本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
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東浜駅 | - | - | - |
岩美駅 | - | - | - |
大岩駅 | - | - | - |
福部駅 | - | 50.4万/坪 (16.0年/57.5坪) | - |
鳥取駅 | 44.2万/坪 (27.3年/72.3坪) | 51.4万/坪 (22.7年/50.7坪) | 30.1万/坪 (36.5年/83.5坪) |
湖山駅 | 21.2万/坪 (37.4年/224坪) | 36.8万/坪 (37.4年/145坪) | - |
鳥取大学前駅 | 38.4万/坪 (17.4年/140坪) | 56.2万/坪 (20.0年/44.6坪) | 44.1万/坪 (21.0年/164坪) |
末恒駅 | - | 34.5万/坪 (31.0年/72.6坪) | 48.3万/坪 (15.0年/57.5坪) |
宝木駅 | - | - | - |
浜村駅 | 24.8万/坪 (32.5年/106坪) | 66.1万/坪 (0年/81.7坪) | 16.7万/坪 (30.5年/198坪) |
青谷駅 | - | - | - |
泊駅 | - | - | - |
松崎駅 | - | - | 15.5万/坪 (36.0年/83.2坪) |
倉吉駅 | 26.3万/坪 (34.1年/94.1坪) | 19.2万/坪 (35.5年/73.7坪) | 15.7万/坪 (39.0年/87.7坪) |
下北条駅 | - | - | 25.4万/坪 (22.0年/115坪) |
由良駅 | - | 12.6万/坪 (0年/212坪) | - |
浦安駅 | 97.0万/坪 (1.0年/103坪) | - | - |
八橋駅 | - | - | - |
赤碕駅 | - | - | 27.7万/坪 (30.0年/183坪) |
中山口駅 | 5.5万/坪 (48.0年/424坪) | - | - |
下市駅 | - | - | - |
御来屋駅 | - | - | - |
名和駅 | - | - | - |
大山口駅 | 4.1万/坪 (0年/248坪) | 28.0万/坪 (30.0年/129坪) | 1.1万/坪 (48.0年/213坪) |
淀江駅 | 24.3万/坪 (33.0年/125坪) | - | 19.2万/坪 (31.0年/170坪) |
伯耆大山駅 | 25.2万/坪 (31.0年/65.3坪) | 30.3万/坪 (18.0年/42.4坪) | 19.5万/坪 (22.0年/52.2坪) |
東山公園駅 | 19.3万/坪 (26.0年/49.9坪) | 35.4万/坪 (37.0年/60.5坪) | - |
米子駅 | 41.1万/坪 (30.3年/120坪) | 38.2万/坪 (33.2年/84.3坪) | 36.0万/坪 (29.4年/154坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
倉吉駅 26.3 万/坪(昨年同期比 +36.7 %)
倉吉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.3万円/坪(7.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +36.7%( +7.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2020年)に比べて +12.5%( +1件/坪)と好調に推移しています。)。
平均築年数は 34.1年(昨年 35.5年から -3.9 %減)。平均土地面積は 94.1 坪 (昨年 73.7 坪から +27.7 %増)。平均建物面積は 47.1 坪 (昨年 59.0 坪から -20.2 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 52.5 分 → 2021年 44.1 分、-16.0 %と減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 25.0 %)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
米子駅 41.1 万/坪(昨年同期比 +7.6 %)
米子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 41.1万円/坪(12.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +7.6%( +2.9万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 17 件(1年前(2020年)に比べて -43.3%( -13件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 30.3年(昨年 33.2年から -8.9 %減)。平均土地面積は 119.9 坪 (昨年 84.3 坪から +42.2 %増)。平均建物面積は 61.4 坪 (昨年 82.7 坪から -25.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 38.2 分 → 2021年 29.9 分、-21.7 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 3.3 % → 2021年 11.8 %)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2020年 44.0 % → 2021年 38.5 %)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.0 % → 2021年 7.7 %)
大山口駅 4.1 万/坪(昨年同期比 -85.3 %)
大山口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 4.1万円/坪(1.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -85.3%( -23.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2020年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 248.1 坪 (昨年 129.1 坪から +92.2 %増)。平均建物面積は 72.6 坪 (昨年 73.1 坪から -0.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 72.0 分 → 2021年 18.0 分、-75.0 %と大きく減少)
浜村駅 24.8 万/坪(昨年同期比 -62.5 %)
浜村駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.8万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -62.5%( -41.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 81.7 坪から +29.6 %増)。平均建物面積は 74.1 坪 (昨年 48.4 坪から +53.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 6.5 分、-89.2 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示