【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のわたらせ渓谷鐵道線 (桐生駅~神戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.9万円/坪(13.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +65.4%( +17.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(1年前(2021年)に比べて -32.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 29.1年から +13.4 %増)。平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 95.8 坪から +29.5 %増)。平均建物面積は 39.2 坪 (昨年 79.7 坪から -50.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、建物面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供が独立した老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(上神梅駅)は +318.4 %(坪単価 +36.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(相老駅)は -26.7 %(坪単価 -14.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 39.1 % → 2022年 23.1 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2021年 21.7 % → 2022年 23.1 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 29.1 年 → 2022年 33.0 年、+13.4 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 34.8 % → 2022年 46.2 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.0 % → 2022年 5.9 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大間々駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.1万円/坪(18.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +182.9%( +38.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相老駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.7%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
わたらせ渓谷鐵道線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
桐生駅 | 44.5万/坪 (32.3年/163坪) | 18.5万/坪 (34.4年/82.6坪) | 28.7万/坪 (26.0年/95.5坪) |
下新田駅 | - | - | - |
相老駅 | 38.9万/坪 (40.7年/62.6坪) | 53.1万/坪 (15.1年/59.5坪) | 20.0万/坪 (47.8年/62.8坪) |
運動公園駅 | - | - | - |
大間々駅 | 60.1万/坪 (0.25年/60.5坪) | 21.2万/坪 (29.9年/240坪) | 47.2万/坪 (1.3年/63.5坪) |
上神梅駅 | 48.1万/坪 (0年/133坪) | 11.5万/坪 (38.3年/80.2坪) | - |
本宿駅 | - | - | - |
水沼駅 | - | - | - |
花輪駅 | - | - | - |
中野駅 | - | - | - |
神戸駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
上神梅駅 48.1 万/坪(昨年同期比 +318.4 %)
上神梅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.1万円/坪(14.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +318.4%( +36.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 80.2 坪から +66.0 %増)。平均建物面積は 16.6 坪 (昨年 12.1 坪から +37.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 75.0 分 → 2022年 60.0 分、-20.0 %と大きく減少)
相老駅 38.9 万/坪(昨年同期比 -26.7 %)
相老駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.9万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -26.7%( -14.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて -16.7%( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 40.7年(昨年 15.1年から +169.5 %増)。平均土地面積は 62.6 坪 (昨年 59.5 坪から +5.3 %増)。平均建物面積は 22.1 坪 (昨年 30.3 坪から -27.0 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 15.1 年 → 2022年 40.7 年、+169.5 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 % → 2022年 60.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示