【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年1月〜12月期のJR田沢湖線 (田沢湖駅～大曲駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 29.4万円/坪(8.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +4.6％( +1.3万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2021年)に比べて -21.1％( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 27.0年(昨年 28.6年から -5.7 ％減)。平均土地面積は 123.2 坪 (昨年 127.7 坪から -3.6 ％減)。平均建物面積は 43.1 坪 (昨年 46.9 坪から -8.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。羽後長野駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは羽後長野駅で昨年に比べ +28.3 ％、坪単価は 28.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(羽後長野駅)は +28.3 ％(坪単価 +6.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(鶯野駅)は -48.1 ％(坪単価 -14.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 35.8 ％ → 2022年 27.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.6 ％ → 2022年 27.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 23.9 分 → 2022年 26.8 分、+11.9 ％と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.8 ％ → 2022年 6.7 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに増加(全取引物件に占める割合が 2021年 37.7 ％ → 2022年 37.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった大曲駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.4万円/坪(11.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.8％( -0.7万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 28 件(１年前(2021年)に比べて -6.7％( -2件/坪)と弱含みに推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった田沢湖駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.8万円/坪(2.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +1.2％( +0.1万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2021年)に比べて -44.4％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR田沢湖線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 田沢湖駅 | 6.8万/坪 (36.6年/215坪) | 6.8万/坪 (40.1年/208坪) | 2.5万/坪 (47.3年/241坪) |
| 神代駅 | - | - | 5.8万/坪 (28.0年/133坪) |
| 生田駅 | - | - | - |
| 角館駅 | 20.5万/坪 (32.0年/133坪) | 21.7万/坪 (31.9年/140坪) | 25.7万/坪 (23.4年/131坪) |
| 鶯野駅 | 15.2万/坪 (15.0年/151坪) | 29.3万/坪 (13.4年/145坪) | - |
| 羽後長野駅 | 28.3万/坪 (23.6年/193坪) | 22.1万/坪 (25.4年/112坪) | 16.0万/坪 (18.5年/87.7坪) |
| 鑓見内駅 | - | - | 7.9万/坪 (43.0年/303坪) |
| 羽後四ツ屋駅 | - | - | 6.2万/坪 (43.4年/97.3坪) |
| 北大曲駅 | - | - | 44.1万/坪 (21.5年/248坪) |
| 大曲駅 | 36.4万/坪 (24.4年/95.2坪) | 37.1万/坪 (25.5年/103坪) | 42.1万/坪 (21.1年/96.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
羽後長野駅 28.3 万/坪(昨年同期比 +28.3 ％)
羽後長野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.3万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +28.3％( +6.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 23.6年(昨年 25.4年から -7.1 ％減)。平均土地面積は 192.6 坪 (昨年 111.9 坪から +72.1 ％増)。平均建物面積は 47.4 坪 (昨年 58.2 坪から -18.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.0 分 → 2022年 5.3 分、-79.5 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 66.7 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 33.3 ％ → 2022年 50.0 ％)
鶯野駅 15.2 万/坪(昨年同期比 -48.1 ％)
鶯野駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 15.2万円/坪(4.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -48.1％( -14.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 15.0年(昨年 13.4年から +12.1 ％増)。平均土地面積は 151.3 坪 (昨年 145.2 坪から +4.2 ％増)。平均建物面積は 40.8 坪 (昨年 43.1 坪から -5.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 20.0 分 → 2022年 9.0 分、-55.0 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 13.4 年 → 2022年 15.0 年、+12.1 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示