【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜12月期の平成筑豊鉄道田川線 (行橋駅～田川伊田駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.8万円/坪(15.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +35.5％( +13.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 84 件(１年前(2020年)に比べて -3.4％( -3件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均築年数は 16.2年(昨年 25.4年から -36.0 ％減)。平均土地面積は 83.7 坪 (昨年 103.8 坪から -19.3 ％減)。平均建物面積は 48.2 坪 (昨年 53.4 坪から -9.6 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。行橋駅、田川伊田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは美夜古泉駅で昨年に比べ +244.5 ％、坪単価は 94.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(美夜古泉駅、犀川駅)は +181.1 ％(坪単価 +38.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(勾金駅、今川河童駅)は -83.5 ％(坪単価 -40.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 25.4 年 → 2021年 16.2 年、-36.0 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 26.6 ％ → 2021年 44.2 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 35.4 ％ → 2021年 18.2 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 9.2 ％ → 2021年 4.8 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった美夜古泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.8万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +244.5％( +67.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新豊津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.7万円/坪(0.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -76.4％( -8.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 平成筑豊鉄道田川線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 行橋駅 | 60.0万/坪 (13.2年/66.1坪) | 43.3万/坪 (22.9年/94.5坪) | 39.9万/坪 (27.5年/91.3坪) |
| 令和コスタ行橋駅 | 59.2万/坪 (0.25年/54.5坪) | - | - |
| 美夜古泉駅 | 94.8万/坪 (0.25年/59.0坪) | 27.5万/坪 (41.3年/152坪) | 116万/坪 (0.25年/59.7坪) |
| 今川河童駅 | 49.6万/坪 (20.5年/69.1坪) | 79.3万/坪 (0年/72.6坪) | |
| 豊津駅 | 27.5万/坪 (8.5年/204坪) | 31.4万/坪 (22.8年/319坪) | 14.8万/坪 (38.7年/306坪) |
| 新豊津駅 | 11.3万/坪 (41.0年/77.5坪) | 26.0万/坪 (16.5年/169坪) | |
| 犀川駅 | 16.8万/坪 (27.9年/209坪) | 7.7万/坪 (24.3年/296坪) | 8.6万/坪 (19.3年/296坪) |
| 崎山駅 | - | - | - |
| 油須原駅 | - | - | - |
| 赤駅 | - | - | - |
| 内田駅 | - | 9.2万/坪 (36.3年/139坪) | - |
| 柿下温泉口駅 | 13.2万/坪 (36.5年/484坪) | - | - |
| 勾金駅 | 5.0万/坪 (43.0年/121坪) | 47.8万/坪 (33.0年/81.7坪) | 3.0万/坪 (61.0年/121坪) |
| 上伊田駅 | 39.7万/坪 (5.8年/45.4坪) | 35.7万/坪 (22.0年/103坪) | - |
| 田川伊田駅 | 18.6万/坪 (40.3年/99.4坪) | 11.0万/坪 (35.9年/119坪) | 12.5万/坪 (33.5年/115坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
美夜古泉駅 94.8 万/坪(昨年同期比 +244.5 ％)
美夜古泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.8万円/坪(28.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +244.5％( +67.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2020年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 0.3年(昨年 41.3年から -99.4 ％減)。平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 152.3 坪から -61.3 ％減)。平均建物面積は 34.0 坪 (昨年 40.1 坪から -15.1 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 41.3 年 → 2021年 0.3 年、-99.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.3 分 → 2021年 6.8 分、-19.0 ％と減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 ％ → 2021年 50.0 ％)
犀川駅 16.8 万/坪(昨年同期比 +117.7 ％)
犀川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.8万円/坪(5.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて +117.7％( +9.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 27.9年(昨年 24.3年から +14.9 ％増)。平均土地面積は 208.7 坪 (昨年 296.5 坪から -29.6 ％減)。平均建物面積は 46.9 坪 (昨年 63.5 坪から -26.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2020年 24.3 年 → 2021年 27.9 年、+14.9 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 4.0 分 → 2021年 57.7 分、+1341.7 ％と大きく増加)
勾金駅 5.0 万/坪(昨年同期比 -89.4 ％)
勾金駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.0万円/坪(1.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -89.4％( -42.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 43.0年(昨年 33.0年から +30.3 ％増)。平均土地面積は 121.0 坪 (昨年 81.7 坪から +48.1 ％増)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 27.2 坪から +27.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 ％ → 2021年 33.3 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 33.0 年 → 2021年 43.0 年、+30.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 9.0 分 → 2021年 14.0 分、+55.6 ％と大きく増加)
今川河童駅 11.1 万/坪(昨年同期比 -77.6 ％)
今川河童駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.1万円/坪(3.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -77.6％( -38.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2020年)に比べて -83.3％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 6.5年(昨年 20.5年から -68.2 ％減)。平均建物面積は 574.8 坪 (昨年 34.3 坪から +1576.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 20.5 年 → 2021年 6.5 年、-68.2 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 20.8 分 → 2021年 2.0 分、-90.4 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示