【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期のJR御殿場線 (国府津駅～谷峨駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.9万円/坪(20.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -8.6％( -6.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 40 件(１年前(2023年)に比べて -51.2％( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 11.2年から +90.2 ％増)。平均土地面積は 76.6 坪 (昨年 57.2 坪から +34.0 ％増)。平均建物面積は 33.9 坪 (昨年 33.5 坪から +1.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。下曽我駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下曽我駅で昨年に比べ +14.0 ％、坪単価は 83.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(下曽我駅)は +14.0 ％(坪単価 +10.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(山北駅)は -57.0 ％(坪単価 -18.1 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 11.2 年 → 2024年 21.3 年、+90.2 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 7.6 ％ → 2024年 19.4 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 60.6 ％ → 2024年 30.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下曽我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.3万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +14.0％( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -45.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -57.0％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR御殿場線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府津駅 | 62.6万/坪 (25.5年/63.0坪) | 86.5万/坪 (9.6年/54.9坪) | 87.9万/坪 (15.3年/45.1坪) |
| 下曽我駅 | 83.3万/坪 (25.2年/97.8坪) | 73.1万/坪 (13.8年/49.5坪) | 58.5万/坪 (21.9年/51.6坪) |
| 上大井駅 | 63.1万/坪 (25.7年/92.0坪) | 86.7万/坪 (14.6年/80.7坪) | 47.5万/坪 (36.5年/42.7坪) |
| 相模金子駅 | 76.4万/坪 (12.5年/66.8坪) | 74.6万/坪 (6.7年/52.5坪) | 69.7万/坪 (14.1年/49.9坪) |
| 松田駅 | - | 53.6万/坪 (31.8年/48.4坪) | 46.4万/坪 (34.9年/54.5坪) |
| 東山北駅 | - | 33.1万/坪 (50.5年/151坪) | 26.9万/坪 (27.3年/48.4坪) |
| 山北駅 | 13.6万/坪 (42.0年/129坪) | 31.7万/坪 (28.0年/97.2坪) | 38.7万/坪 (18.0年/54.5坪) |
| 谷峨駅 | - | - | 107万/坪 (11.0年/99.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下曽我駅 83.3 万/坪(昨年同期比 +14.0 ％)
下曽我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.3万円/坪(25.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +14.0％( +10.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて -45.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.2年(昨年 13.8年から +81.8 ％増)。平均土地面積は 97.8 坪 (昨年 49.5 坪から +97.6 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 28.9 坪から +30.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 9.1 ％ → 2024年 16.7 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 13.8 年 → 2024年 25.2 年、+81.8 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 20.0 ％)
山北駅 13.6 万/坪(昨年同期比 -57.0 ％)
山北駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -57.0％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 42.0年(昨年 28.0年から +50.0 ％増)。平均土地面積は 128.6 坪 (昨年 97.2 坪から +32.3 ％増)。平均建物面積は 32.5 坪 (昨年 26.5 坪から +22.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 28.0 年 → 2024年 42.0 年、+50.0 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.5 分 → 2024年 19.0 分、+15.2 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 ％ → 2024年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示