【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年1月〜3月期のJR御殿場線 (国府津駅~谷峨駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.4万円/坪(23.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +48.5%( +25.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 26 件(1年前(2022年)に比べて +73.3%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 6.0年(昨年 26.9年から -77.8 %減)。平均土地面積は 52.6 坪 (昨年 55.3 坪から -4.8 %減)。平均建物面積は 36.0 坪 (昨年 37.8 坪から -4.8 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。国府津駅、相模金子駅、山北駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは松田駅で昨年に比べ +965.6 %、坪単価は 72.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(松田駅)は +965.6 %(坪単価 +65.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(下曽我駅)は -14.5 %(坪単価 -7.5 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 26.9 年 → 2023年 6.0 年、-77.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 13.6 分 → 2023年 10.6 分、-22.2 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 21.4 % → 2023年 80.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 % → 2023年 30.8 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国府津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 88.2万円/坪(26.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +64.8%( +34.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(1年前(2022年)に比べて +28.6%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった下曽我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -14.5%( -7.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
JR御殿場線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
国府津駅 | 88.2万/坪 (4.0年/68.7坪) | 53.5万/坪 (27.0年/62.9坪) | 50.6万/坪 (26.0年/64.0坪) |
下曽我駅 | 44.2万/坪 (30.5年/32.5坪) | 51.7万/坪 (35.0年/51.4坪) | 34.0万/坪 (33.0年/153坪) |
上大井駅 | - | 64.9万/坪 (24.5年/43.9坪) | 4.4万/坪 (56.0年/109坪) |
相模金子駅 | 77.9万/坪 (4.3年/43.3坪) | 60.4万/坪 (16.5年/45.4坪) | 87.4万/坪 (5.0年/49.9坪) |
松田駅 | 72.7万/坪 (1.0年/36.3坪) | 6.8万/坪 (69.0年/63.5坪) | - |
東山北駅 | - | - | 63.1万/坪 (1.0年/52.9坪) |
山北駅 | 69.6万/坪 (1.0年/84.7坪) | 43.0万/坪 (1.0年/51.4坪) | 37.5万/坪 (22.7年/44.9坪) |
谷峨駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
松田駅 72.7 万/坪(昨年同期比 +965.6 %)
松田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.7万円/坪(22.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +965.6%( +65.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 1.0年(昨年 69.0年から -98.6 %減)。平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 63.5 坪から -42.9 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 46.9 坪から -35.5 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 69.0 年 → 2023年 1.0 年、-98.6 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
下曽我駅 44.2 万/坪(昨年同期比 -14.5 %)
下曽我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -14.5%( -7.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(1年前(2022年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.5年(昨年 35.0年から -12.9 %減)。平均土地面積は 32.5 坪 (昨年 51.4 坪から -36.8 %減)。平均建物面積は 21.2 坪 (昨年 34.8 坪から -39.1 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2022年 35.0 年 → 2023年 30.5 年、-12.9 %と減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 20.0 分 → 2023年 13.5 分、-32.5 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示