【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR御殿場線 (国府津駅～谷峨駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.7万円/坪(28.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +47.4％( +30.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(１年前(2021年)に比べて +42.9％( +6件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 12.1年(昨年 18.0年から -32.5 ％減)。平均土地面積は 42.0 坪 (昨年 51.5 坪から -18.6 ％減)。平均建物面積は 29.4 坪 (昨年 32.4 坪から -9.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。国府津駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下曽我駅で昨年に比べ +121.2 ％、坪単価は 91.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(下曽我駅)は +121.2 ％(坪単価 +50.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(相模金子駅)は -45.7 ％(坪単価 -38.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 18.0 年 → 2022年 12.1 年、-32.5 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 47.4 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 28.6 ％ → 2022年 21.1 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 5.0 ％)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 5.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国府津駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 112万円/坪(33.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +62.0％( +42.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて +250.0％( +10件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった相模金子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -45.7％( -38.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR御殿場線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 国府津駅 | 112万/坪 (8.1年/37.2坪) | 69.0万/坪 (15.3年/40.8坪) | 48.4万/坪 (7.8年/48.4坪) |
| 下曽我駅 | 91.3万/坪 (4.8年/48.4坪) | 41.3万/坪 (30.4年/30.3坪) | 33.2万/坪 (40.8年/60.5坪) |
| 上大井駅 | 19.8万/坪 (46.8年/31.8坪) | - | 48.4万/坪 (16.4年/34.3坪) |
| 相模金子駅 | 46.3万/坪 (20.8年/33.3坪) | 85.2万/坪 (8.5年/57.1坪) | 68.2万/坪 (4.3年/57.2坪) |
| 松田駅 | 86.0万/坪 (0.8年/45.4坪) | - | - |
| 東山北駅 | - | 49.7万/坪 (21.8年/79.7坪) | 59.5万/坪 (0.8年/60.5坪) |
| 山北駅 | 41.0万/坪 (26.3年/80.2坪) | - | 8.3万/坪 (26.8年/44.6坪) |
| 谷峨駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下曽我駅 91.3 万/坪(昨年同期比 +121.2 ％)
下曽我駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.3万円/坪(27.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +121.2％( +50.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 4.8年(昨年 30.4年から -84.4 ％減)。平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 30.3 坪から +60.0 ％増)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 24.2 坪から +31.2 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.4 年 → 2022年 4.8 年、-84.4 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 16.0 分 → 2022年 20.0 分、+25.0 ％と大きく増加)
相模金子駅 46.3 万/坪(昨年同期比 -45.7 ％)
相模金子駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.3万円/坪(14.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -45.7％( -38.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -75.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.8年(昨年 8.5年から +144.1 ％増)。平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 57.1 坪から -41.7 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 39.7 坪から -23.8 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 8.5 年 → 2022年 20.8 年、+144.1 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2021年 9.5 分 → 2022年 11.0 分、+15.8 ％と増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示