【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期のJR東北本線 (黒磯駅～豊原駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -4.6％( -1.5万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 64 件(１年前(2021年)に比べて -7.2％( -5件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 26.9年(昨年 26.9年から -0.1 ％減)。平均土地面積は 168.9 坪 (昨年 146.2 坪から +15.5 ％増)。平均建物面積は 27.5 坪 (昨年 38.2 坪から -28.1 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。黒田原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは黒田原駅で昨年に比べ +38.1 ％、坪単価は 39.0 万円/坪となった。
上位 1 駅(黒田原駅)は +38.1 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(豊原駅)は -46.7 ％(坪単価 -22.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 16.4 ％ → 2022年 9.8 ％)
価格下落要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 58.2 ％ → 2022年 67.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 11.9 ％ → 2022年 6.6 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった黒田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +38.1％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて +260.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった豊原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -46.7％( -22.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR東北本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 黒磯駅 | 28.0万/坪 (27.7年/153坪) | 32.8万/坪 (27.2年/144坪) | 30.7万/坪 (27.0年/167坪) |
| 高久駅 | 36.0万/坪 (26.4年/168坪) | - | 21.4万/坪 (31.0年/226坪) |
| 黒田原駅 | 39.0万/坪 (25.7年/215坪) | 28.2万/坪 (28.0年/129坪) | 27.3万/坪 (22.3年/142坪) |
| 豊原駅 | 25.3万/坪 (21.8年/94.5坪) | 47.5万/坪 (18.8年/153坪) | 10.2万/坪 (16.8年/99.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
黒田原駅 39.0 万/坪(昨年同期比 +38.1 ％)
黒田原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.0万円/坪(11.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +38.1％( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 18 件(１年前(2021年)に比べて +260.0％( +13件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.7年(昨年 28.0年から -8.2 ％減)。平均土地面積は 214.6 坪 (昨年 129.5 坪から +65.8 ％増)。平均建物面積は 31.5 坪 (昨年 28.0 坪から +12.6 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 75.0 ％ → 2022年 70.6 ％)
豊原駅 25.3 万/坪(昨年同期比 -46.7 ％)
豊原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.3万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -46.7％( -22.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.8年(昨年 18.8年から +16.0 ％増)。平均土地面積は 94.5 坪 (昨年 152.8 坪から -38.1 ％減)。平均建物面積は 18.2 坪 (昨年 23.4 坪から -22.6 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 18.8 年 → 2022年 21.8 年、+16.0 ％と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 30.0 分 → 2022年 45.0 分、+50.0 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 50.0 ％ → 2022年 100.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示