【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年10月〜12月期の北総鉄道 (京成高砂駅～新柴又駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 141万円/坪(42.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -26.2％( -50.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(１年前(2020年)に比べて +88.2％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 14.1年(昨年 5.5年から +155.3 ％増)。平均土地面積は 32.7 坪 (昨年 34.5 坪から -5.3 ％減)。平均建物面積は 38.4 坪 (昨年 28.9 坪から +32.9 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全ての駅において下落した。
上位 1 駅(京成高砂駅)は -24.2 ％(坪単価 -47.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新柴又駅)は -34.1 ％(坪単価 -64.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 18.8 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 5.5 年 → 2021年 14.1 年、+155.3 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 8.4 分 → 2021年 9.2 分、+10.7 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 70.6 ％ → 2021年 33.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.8 ％ → 2021年 13.3 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京成高砂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -24.2％( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新柴又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -34.1％( -64.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
| 北総鉄道 | 現状(2021) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京成高砂駅 | 148万/坪 (11.9年/34.6坪) | 195万/坪 (6.5年/28.5坪) | 161万/坪 (0.6年/25.5坪) |
| 新柴又駅 | 124万/坪 (20.1年/27.0坪) | 189万/坪 (4.6年/39.8坪) | 126万/坪 (11.3年/27.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
京成高砂駅 147.8 万/坪(昨年同期比 -24.2 ％)
京成高砂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 148万円/坪(44.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -24.2％( -47.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 24 件(１年前(2020年)に比べて +200.0％( +16件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 11.9年(昨年 6.5年から +82.8 ％増)。平均土地面積は 34.6 坪 (昨年 28.5 坪から +21.2 ％増)。平均建物面積は 42.1 坪 (昨年 29.5 坪から +42.9 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 6.5 年 → 2021年 11.9 年、+82.8 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が増加(2020年 9.1 分 → 2021年 10.5 分、+15.5 ％と増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 ％ → 2021年 27.3 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 ％ → 2021年 13.6 ％)
新柴又駅 124.2 万/坪(昨年同期比 -34.1 ％)
新柴又駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 124万円/坪(37.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2020年)に比べて -34.1％( -64.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 8 件(１年前(2020年)に比べて -11.1％( -1件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 4.6年から +333.6 ％増)。平均土地面積は 27.0 坪 (昨年 39.8 坪から -32.1 ％減)。平均建物面積は 28.2 坪 (昨年 28.4 坪から -0.8 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 7.7 分 → 2021年 5.4 分、-29.9 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 37.5 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 4.6 年 → 2021年 20.1 年、+333.6 ％と大きく増加)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 88.9 ％ → 2021年 50.0 ％)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2020年 11.1 ％ → 2021年 12.5 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示