【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年4月〜6月期のJR弥彦線 (弥彦駅~東三条駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.4万円/坪(7.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -43.7%( -19.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 20 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 31.7年(昨年 24.6年から +29.2 %増)。平均土地面積は 85.5 坪 (昨年 102.3 坪から -16.4 %減)。平均建物面積は 45.4 坪 (昨年 64.4 坪から -29.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。燕三条駅は、昨年から 10 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは東三条駅で昨年に比べ +184.2 %、坪単価は 28.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(東三条駅、燕三条駅)は +98.4 %(坪単価 +9.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吉田駅、北三条駅)は -85.1 %(坪単価 -136.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 29.6 分 → 2020年 18.6 分、-37.1 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 47.1 % → 2020年 25.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 24.6 年 → 2020年 31.7 年、+29.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 17.6 % → 2020年 45.0 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 29.4 % → 2020年 20.0 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西燕駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.0万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -38.3%( -22.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった北三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -77.5%( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR弥彦線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
弥彦駅 | - | - | 5.2万/坪 (29.3年/60.5坪) |
矢作駅 | - | 17.3万/坪 (27.3年/124坪) | - |
吉田駅 | 19.6万/坪 (46.3年/46.9坪) | 264万/坪 (20.3年/284坪) | 28.8万/坪 (35.9年/53.9坪) |
西燕駅 | 36.0万/坪 (22.3年/48.4坪) | 58.3万/坪 (8.6年/72.6坪) | 30.5万/坪 (33.3年/53.9坪) |
燕駅 | 28.4万/坪 (37.1年/118坪) | 35.2万/坪 (23.1年/95.6坪) | 29.8万/坪 (25.4年/36.9坪) |
燕三条駅 | 11.6万/坪 (19.3年/34.8坪) | 10.3万/坪 (34.3年/118坪) | 89.1万/坪 (22.3年/148坪) |
北三条駅 | 8.3万/坪 (44.3年/18.2坪) | 36.9万/坪 (29.9年/122坪) | 42.6万/坪 (28.3年/44.9坪) |
東三条駅 | 28.4万/坪 (25.5年/107坪) | 10.0万/坪 (45.3年/32.3坪) | 19.7万/坪 (25.0年/67.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東三条駅 28.4 万/坪(昨年同期比 +184.2 %)
東三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 28.4万円/坪(8.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +184.2%( +18.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(1年前(2019年)に比べて +166.7%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 45.3年から -43.6 %減)。平均土地面積は 107.4 坪 (昨年 32.3 坪から +232.8 %増)。平均建物面積は 60.7 坪 (昨年 23.4 坪から +158.9 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 45.3 年 → 2020年 25.5 年、-43.6 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 78.7 分 → 2020年 28.1 分、-64.2 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 25.0 %)
燕三条駅 11.6 万/坪(昨年同期比 +12.7 %)
燕三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.6万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて +12.7%( +1.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 1 件(1年前(2019年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.3年(昨年 34.3年から -43.8 %減)。平均土地面積は 34.8 坪 (昨年 118.0 坪から -70.5 %減)。平均建物面積は 36.3 坪 (昨年 42.4 坪から -14.3 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 34.3 年 → 2020年 19.3 年、-43.8 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 60.0 分 → 2020年 21.0 分、-65.0 %と大きく減少)
吉田駅 19.6 万/坪(昨年同期比 -92.6 %)
吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.6万円/坪(5.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -92.6%( -244.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 46.3年(昨年 20.3年から +128.4 %増)。平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 284.4 坪から -83.5 %減)。平均建物面積は 46.1 坪 (昨年 6.1 坪から +662.5 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 26.0 分 → 2020年 14.0 分、-46.2 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 % → 2020年 50.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 20.3 年 → 2020年 46.3 年、+128.4 %と大きく増加)
北三条駅 8.3 万/坪(昨年同期比 -77.5 %)
北三条駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.3万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2019年)に比べて -77.5%( -28.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2019年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 44.3年(昨年 29.9年から +48.2 %増)。平均土地面積は 18.2 坪 (昨年 121.9 坪から -85.1 %減)。平均建物面積は 31.0 坪 (昨年 78.3 坪から -60.4 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 15.8 分 → 2020年 6.0 分、-62.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 29.9 年 → 2020年 44.3 年、+48.2 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 % → 2020年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示