【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年7月〜9月期の東北新幹線 (一ノ関駅~二戸駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -25.2%( -12.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(1年前(2023年)に比べて -56.1%( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 29.3年(昨年 27.3年から +7.3 %増)。平均土地面積は 99.9 坪 (昨年 95.1 坪から +5.1 %増)。平均建物面積は 68.5 坪 (昨年 62.5 坪から +9.7 %増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく減少。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。盛岡駅は、昨年から 10 %以上の値下がり。最も値下がりしたのは一ノ関駅で昨年に比べ -97.4 %、坪単価は 1.6 万円/坪となった。
上位 1 駅(盛岡駅)は -6.7 %(坪単価 -3.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(一ノ関駅)は -97.4 %(坪単価 -60.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.5 % → 2024年 18.5 %)
- 築 6 年未満の築浅物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 % → 2024年 3.7 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 34.9 分 → 2024年 41.4 分、+18.8 %と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 30.6 % → 2024年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -6.7%( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -45.0%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -97.4%( -60.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
東北新幹線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
一ノ関駅 | 1.6万/坪 (33.2年/55.0坪) | 62.2万/坪 (14.3年/115坪) | 40.8万/坪 (27.3年/101坪) |
水沢江刺駅 | - | - | - |
北上駅 | 33.4万/坪 (31.2年/163坪) | 60.8万/坪 (17.8年/111坪) | 41.1万/坪 (26.2年/84.6坪) |
新花巻駅 | 25.1万/坪 (23.5年/59.0坪) | - | - |
盛岡駅 | 43.3万/坪 (28.8年/99.2坪) | 46.4万/坪 (34.0年/84.1坪) | 54.2万/坪 (30.6年/79.8坪) |
いわて沼宮内駅 | - | 15.8万/坪 (31.0年/87.0坪) | 2.4万/坪 (0年/36.3坪) |
二戸駅 | - | 38.6万/坪 (42.5年/130坪) | 76.9万/坪 (11.0年/102坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
盛岡駅 43.3 万/坪(昨年同期比 -6.7 %)
盛岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -6.7%( -3.1万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 22 件(1年前(2023年)に比べて -45.0%( -18件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.8年(昨年 34.0年から -15.4 %減)。平均土地面積は 99.2 坪 (昨年 84.1 坪から +18.0 %増)。平均建物面積は 74.3 坪 (昨年 54.2 坪から +37.1 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2023年 34.0 年 → 2024年 28.8 年、-15.4 %と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 20.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 39.5 分 → 2024年 49.5 分、+25.4 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 33.3 % → 2024年 35.0 %)
一ノ関駅 1.6 万/坪(昨年同期比 -97.4 %)
一ノ関駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.6万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2023年)に比べて -97.4%( -60.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -9件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.2年(昨年 14.3年から +132.7 %増)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 115.2 坪から -52.3 %減)。平均建物面積は 23.4 坪 (昨年 92.6 坪から -74.7 %減)。
価格上昇要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 16.7 % → 2024年 33.3 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2023年 14.3 年 → 2024年 33.2 年、+132.7 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 8.3 % → 2024年 66.7 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示