【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年10月〜12月期の富士急行線 (大月駅～河口湖駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 70.1万円/坪(21.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +55.9％( +25.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 45 件(１年前(2021年)に比べて +7.1％( +3件/坪)と堅調に推移しています。)。
平均築年数は 31.6年(昨年 33.8年から -6.6 ％減)。平均土地面積は 161.3 坪 (昨年 152.6 坪から +5.7 ％増)。平均建物面積は 41.8 坪 (昨年 44.4 坪から -5.8 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。河口湖駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは赤坂駅で昨年に比べ +532.0 ％、坪単価は 52.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(赤坂駅、富士山駅)は +364.2 ％(坪単価 +49.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(大月駅、都留市駅)は -11.4 ％(坪単価 -4.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 51.4 ％ → 2022年 48.8 ％)
価格下落要因
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.7 ％ → 2022年 4.9 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 7.1 ％ → 2022年 6.7 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった下吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 126万円/坪(38.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +3.6％( +4.4万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった都留市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.2％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
| 富士急行線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大月駅 | 32.5万/坪 (21.8年/132坪) | 41.4万/坪 (30.4年/75.6坪) | 10.0万/坪 (54.8年/68.8坪) |
| 上大月駅 | - | - | - |
| 田野倉駅 | 86.6万/坪 (48.8年/545坪) | 38.1万/坪 (0年/303坪) | - |
| 禾生駅 | - | - | 42.0万/坪 (26.8年/95.3坪) |
| 赤坂駅 | 52.2万/坪 (22.3年/68.8坪) | 8.3万/坪 (46.8年/48.4坪) | - |
| 都留市駅 | 20.8万/坪 (59.8年/40.8坪) | 21.0万/坪 (39.8年/333坪) | - |
| 谷村町駅 | - | 8.2万/坪 (48.8年/118坪) | 49.0万/坪 (27.8年/56.0坪) |
| 都留文科大学前駅 | - | - | - |
| 十日市場駅 | 42.9万/坪 (38.4年/55.0坪) | - | - |
| 東桂駅 | 19.2万/坪 (50.8年/145坪) | - | - |
| 三つ峠駅 | - | - | - |
| 寿駅 | - | - | 33.1万/坪 (40.8年/45.4坪) |
| 葭池温泉前駅 | 69.4万/坪 (17.8年/78.7坪) | - | 86.5万/坪 (22.8年/163坪) |
| 下吉田駅 | 126万/坪 (0.8年/109坪) | 122万/坪 (0.8年/77.1坪) | 37.6万/坪 (30.8年/96.8坪) |
| 月江寺駅 | 33.1万/坪 (0年/209坪) | - | 27.5万/坪 (15.8年/59.0坪) |
| 富士山駅 | 81.9万/坪 (30.1年/151坪) | 27.6万/坪 (42.3年/136坪) | 40.0万/坪 (41.2年/118坪) |
| 富士急ハイランド駅 | - | - | - |
| 河口湖駅 | 76.7万/坪 (32.3年/202坪) | 54.6万/坪 (31.3年/186坪) | 39.7万/坪 (31.8年/183坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
赤坂駅 52.2 万/坪(昨年同期比 +532.0 ％)
赤坂駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.2万円/坪(15.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +532.0％( +44.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 46.8年から -52.4 ％減)。平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 48.4 坪から +42.2 ％増)。平均建物面積は 41.6 坪 (昨年 30.3 坪から +37.5 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 46.8 年 → 2022年 22.3 年、-52.4 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
富士山駅 81.9 万/坪(昨年同期比 +196.5 ％)
富士山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 81.9万円/坪(24.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて +196.5％( +54.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2021年)に比べて +36.4％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 30.1年(昨年 42.3年から -28.9 ％減)。平均土地面積は 151.0 坪 (昨年 135.5 坪から +11.4 ％増)。平均建物面積は 30.1 坪 (昨年 36.0 坪から -16.3 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 42.3 年 → 2022年 30.1 年、-28.9 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 60.0 ％ → 2022年 21.4 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 80.7 分 → 2022年 102.2 分、+26.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.0 ％ → 2022年 64.3 ％)
大月駅 32.5 万/坪(昨年同期比 -21.6 ％)
大月駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 32.5万円/坪(9.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -21.6％( -8.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.8年(昨年 30.4年から -28.5 ％減)。平均土地面積は 132.3 坪 (昨年 75.6 坪から +75.0 ％増)。平均建物面積は 44.6 坪 (昨年 28.4 坪から +57.3 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 30.4 年 → 2022年 21.8 年、-28.5 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 19.2 分 → 2022年 14.0 分、-27.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
都留市駅 20.8 万/坪(昨年同期比 -1.2 ％)
都留市駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.8万円/坪(6.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.2％( -0.3万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 59.8年(昨年 39.8年から +50.3 ％増)。平均土地面積は 40.8 坪 (昨年 332.8 坪から -87.7 ％減)。平均建物面積は 31.8 坪 (昨年 33.3 坪から -4.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 60.0 分 → 2022年 5.0 分、-91.7 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 39.8 年 → 2022年 59.8 年、+50.3 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示