【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR山陰本線 (江崎駅～下関駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.1万円/坪(10.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +73.7％( +15.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 56 件(１年前(2019年)に比べて +36.6％( +15件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 29.5年(昨年 37.3年から -21.1 ％減)。平均土地面積は 85.7 坪 (昨年 91.7 坪から -6.6 ％減)。平均建物面積は 40.6 坪 (昨年 47.7 坪から -14.9 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。玉江駅、安岡駅、幡生駅、下関駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは東萩駅で昨年に比べ +169.7 ％、坪単価は 34.8 万円/坪となった。
上位 2 駅(東萩駅、玉江駅)は +113.9 ％(坪単価 +15.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(吉見駅、萩駅)は -42.1 ％(坪単価 -10.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 37.3 年 → 2020年 29.5 年、-21.1 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2019年 24.3 分 → 2020年 18.3 分、-24.8 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 8.8 ％ → 2020年 17.1 ％)
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 41.5 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった安岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 93.8万円/坪(28.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +24.1％( +18.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった長門三隅駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.2万円/坪(2.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -9.5％( -0.8万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 1 件(１年前(2019年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR山陰本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 江崎駅 | - | - | - |
| 須佐駅 | - | - | 5.2万/坪 (38.0年/69.6坪) |
| 宇田郷駅 | - | - | - |
| 木与駅 | - | - | - |
| 奈古駅 | 13.6万/坪 (69.0年/66.6坪) | - | 3.9万/坪 (51.0年/42.4坪) |
| 長門大井駅 | - | - | - |
| 越ケ浜駅 | - | - | - |
| 東萩駅 | 34.8万/坪 (56.0年/54.5坪) | 12.9万/坪 (44.6年/60.8坪) | 23.7万/坪 (41.3年/189坪) |
| 萩駅 | 20.3万/坪 (39.0年/101坪) | 33.6万/坪 (22.8年/83.8坪) | 27.7万/坪 (30.0年/127坪) |
| 玉江駅 | 24.7万/坪 (0年/135坪) | 15.6万/坪 (17.0年/81.7坪) | 23.4万/坪 (43.0年/72.6坪) |
| 三見駅 | - | - | - |
| 飯井駅 | - | - | - |
| 長門三隅駅 | 7.2万/坪 (36.0年/157坪) | 8.0万/坪 (39.5年/210坪) | - |
| 長門市駅 | 30.6万/坪 (19.8年/70.2坪) | - | - |
| 仙崎駅 | - | 2.2万/坪 (0年/22.7坪) | - |
| 黄波戸駅 | - | - | - |
| 長門古市駅 | 22.4万/坪 (25.0年/142坪) | - | - |
| 人丸駅 | - | - | 6.3万/坪 (0年/45.4坪) |
| 伊上駅 | - | - | - |
| 長門粟野駅 | - | - | - |
| 阿川駅 | - | - | - |
| 特牛駅 | - | - | - |
| 滝部駅 | - | 9.8万/坪 (0年/284坪) | 12.1万/坪 (41.0年/84.7坪) |
| 長門二見駅 | - | 17.8万/坪 (27.0年/363坪) | - |
| 宇賀本郷駅 | - | - | - |
| 湯玉駅 | - | 14.8万/坪 (37.0年/63.5坪) | - |
| 小串駅 | 30.4万/坪 (25.0年/70.3坪) | - | 9.8万/坪 (40.0年/43.9坪) |
| 川棚温泉駅 | 12.4万/坪 (42.0年/39.3坪) | - | - |
| 黒井村駅 | 33.1万/坪 (46.0年/54.5坪) | 42.0万/坪 (50.5年/69.6坪) | 38.8万/坪 (36.7年/217坪) |
| 梅ケ峠駅 | 10.4万/坪 (33.5年/101坪) | - | - |
| 吉見駅 | 8.2万/坪 (25.5年/175坪) | 14.9万/坪 (41.0年/63.5坪) | 32.8万/坪 (26.0年/112坪) |
| 福江駅 | - | - | - |
| 安岡駅 | 93.8万/坪 (1.5年/65.5坪) | 75.6万/坪 (1.0年/42.4坪) | - |
| 梶栗郷台地駅 | - | - | 8.5万/坪 (4.0年/56.0坪) |
| 綾羅木駅 | 77.7万/坪 (18.8年/55.1坪) | - | 66.7万/坪 (18.7年/67.6坪) |
| 幡生駅 | 37.7万/坪 (31.6年/77.3坪) | 29.1万/坪 (41.7年/170坪) | 64.9万/坪 (12.5年/63.1坪) |
| 下関駅 | 29.6万/坪 (33.5年/86.7坪) | 19.0万/坪 (41.9年/46.9坪) | 35.8万/坪 (30.4年/58.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
東萩駅 34.8 万/坪(昨年同期比 +169.7 ％)
東萩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +169.7％( +21.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 56.0年(昨年 44.6年から +25.6 ％増)。平均土地面積は 54.5 坪 (昨年 60.8 坪から -10.4 ％減)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 46.3 坪から -37.9 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 19.6 分 → 2020年 17.3 分、-11.6 ％と減少)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 44.6 年 → 2020年 56.0 年、+25.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 80.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
玉江駅 24.7 万/坪(昨年同期比 +58.1 ％)
玉江駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.7万円/坪(7.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +58.1％( +9.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 134.6 坪 (昨年 81.7 坪から +64.8 ％増)。平均建物面積は 47.6 坪 (昨年 54.5 坪から -12.5 ％減)。
吉見駅 8.2 万/坪(昨年同期比 -44.8 ％)
吉見駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -44.8％( -6.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 25.5年(昨年 41.0年から -37.8 ％減)。平均土地面積は 175.5 坪 (昨年 63.5 坪から +176.2 ％増)。平均建物面積は 88.5 坪 (昨年 34.0 坪から +160.0 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2019年 41.0 年 → 2020年 25.5 年、-37.8 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.2 分 → 2020年 20.0 分、+175.9 ％と大きく増加)
萩駅 20.3 万/坪(昨年同期比 -39.4 ％)
萩駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 20.3万円/坪(6.2万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -39.4％( -13.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 6 件(１年前(2019年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 39.0年(昨年 22.8年から +71.1 ％増)。平均土地面積は 101.1 坪 (昨年 83.8 坪から +20.6 ％増)。平均建物面積は 43.3 坪 (昨年 30.6 坪から +41.6 ％増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 22.8 年 → 2020年 39.0 年、+71.1 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 20.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示