【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2020年1月〜3月期のJR吉都線 (京町温泉駅～都城駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +6.8％( +2.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 27 件(１年前(2019年)に比べて -18.2％( -6件/坪)と不調に推移しています。)。
平均築年数は 28.0年(昨年 23.3年から +19.8 ％増)。平均土地面積は 137.3 坪 (昨年 127.9 坪から +7.4 ％増)。平均建物面積は 39.3 坪 (昨年 58.9 坪から -33.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。都城駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのはえびの駅で昨年に比べ +332.0 ％、坪単価は 31.7 万円/坪となった。
上位 1 駅(えびの駅)は +332.0 ％(坪単価 +24.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(小林駅)は -66.3 ％(坪単価 -28.4 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2019年 23.3 年 → 2020年 28.0 年、+19.8 ％と増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 36.7 ％ → 2020年 47.8 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 23.3 ％ → 2020年 17.4 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった都城駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.6万円/坪(13.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +33.3％( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 15 件(１年前(2019年)に比べて -21.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった小林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.4万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -66.3％( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR吉都線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 京町温泉駅 | 26.4万/坪 (52.0年/575坪) | - | 15.3万/坪 (53.0年/151坪) |
| えびの駅 | 31.7万/坪 (36.0年/127坪) | 7.3万/坪 (26.0年/27.2坪) | 23.6万/坪 (41.5年/231坪) |
| えびの上江駅 | - | - | - |
| えびの飯野駅 | 38.0万/坪 (21.0年/144坪) | - | 16.7万/坪 (33.4年/168坪) |
| 西小林駅 | - | - | 33.1万/坪 (0年/454坪) |
| 小林駅 | 14.4万/坪 (34.5年/72.6坪) | 42.8万/坪 (19.0年/187坪) | 33.8万/坪 (32.0年/143坪) |
| 広原駅 | - | 23.9万/坪 (30.0年/169坪) | - |
| 高原駅 | - | 50.8万/坪 (34.0年/165坪) | - |
| 日向前田駅 | - | - | - |
| 高崎新田駅 | - | - | 17.4万/坪 (19.5年/107坪) |
| 東高崎駅 | 8.8万/坪 (0年/454坪) | - | - |
| 万ケ塚駅 | - | 39.7万/坪 (24.0年/96.8坪) | - |
| 谷頭駅 | - | 26.0万/坪 (25.0年/49.9坪) | 34.3万/坪 (17.8年/114坪) |
| 日向庄内駅 | 44.5万/坪 (24.0年/98.3坪) | - | 27.1万/坪 (29.5年/144坪) |
| 都城駅 | 45.6万/坪 (26.4年/93.3坪) | 34.2万/坪 (23.5年/119坪) | 23.0万/坪 (34.5年/109坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
えびの駅 31.7 万/坪(昨年同期比 +332.0 ％)
えびの駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.7万円/坪(9.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて +332.0％( +24.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 36.0年(昨年 26.0年から +38.5 ％増)。平均土地面積は 127.1 坪 (昨年 27.2 坪から +366.7 ％増)。平均建物面積は 37.8 坪 (昨年 13.6 坪から +177.8 ％増)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 100.0 ％ → 2020年 100.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 26.0 年 → 2020年 36.0 年、+38.5 ％と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 8.0 分 → 2020年 20.0 分、+150.0 ％と大きく増加)
小林駅 14.4 万/坪(昨年同期比 -66.3 ％)
小林駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.4万円/坪(4.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2019年)に比べて -66.3％( -28.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -57.1％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.5年(昨年 19.0年から +81.6 ％増)。平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 187.0 坪から -61.2 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 98.3 坪から -76.9 ％減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2019年 19.0 年 → 2020年 34.5 年、+81.6 ％と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 16.7 ％ → 2020年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示