【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年4月〜6月期のJR常磐線 (坂元駅~岩沼駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.5%( -7.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 35 件(1年前(2020年)に比べて +133.3%( +20件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.5年(昨年 10.0年から +74.0 %増)。平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 76.1 坪から +14.3 %増)。平均建物面積は 37.1 坪 (昨年 32.0 坪から +16.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。山下駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは山下駅で昨年に比べ +43.0 %、坪単価は 37.8 万円/坪となった。
上位 1 駅(山下駅)は +43.0 %(坪単価 +11.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(浜吉田駅)は -67.3 %(坪単価 -63.9 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 10.0 年 → 2021年 17.5 年、+74.0 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 21.4 % → 2021年 43.8 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 64.3 % → 2021年 31.2 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩沼駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.4万円/坪(20.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -13.9%( -10.7万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +180.0%( +9件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.3%( -63.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR常磐線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
坂元駅 | - | - | - |
山下駅 | 37.8万/坪 (14.8年/69.6坪) | 26.4万/坪 (22.3年/75.6坪) | 18.5万/坪 (28.3年/96.8坪) |
浜吉田駅 | 31.1万/坪 (21.3年/333坪) | 95.0万/坪 (0.25年/63.5坪) | 50.6万/坪 (0.25年/63.5坪) |
亘理駅 | 35.9万/坪 (24.5年/111坪) | 44.9万/坪 (8.8年/85.3坪) | 34.4万/坪 (18.3年/124坪) |
逢隈駅 | 47.0万/坪 (13.9年/70.5坪) | - | - |
岩沼駅 | 66.4万/坪 (15.5年/64.2坪) | 77.1万/坪 (8.7年/65.9坪) | 71.9万/坪 (16.8年/66.2坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
山下駅 37.8 万/坪(昨年同期比 +43.0 %)
山下駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.8万円/坪(11.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +43.0%( +11.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 14.8年(昨年 22.3年から -33.7 %減)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 75.6 坪から -8.0 %減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 37.8 坪から -20.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 22.3 年 → 2021年 14.8 年、-33.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 50.0 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 22.0 分 → 2021年 28.5 分、+29.5 %と大きく増加)
浜吉田駅 31.1 万/坪(昨年同期比 -67.3 %)
浜吉田駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.1万円/坪(9.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -67.3%( -63.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 21.3年(昨年 0.3年から +8337.0 %増)。平均土地面積は 332.8 坪 (昨年 63.5 坪から +423.8 %増)。平均建物面積は 51.4 坪 (昨年 24.2 坪から +112.5 %増)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2020年 0.3 年 → 2021年 21.3 年、+8337.0 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示