【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2024年1月〜6月期の近鉄道明寺線 (柏原駅～道明寺駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 67.3万円/坪(20.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +8.1％( +5.0万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 31 件(１年前(2023年)に比べて -52.3％( -34件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 19.5年(昨年 25.8年から -24.6 ％減)。平均土地面積は 32.8 坪 (昨年 38.7 坪から -15.2 ％減)。平均建物面積は 28.8 坪 (昨年 41.9 坪から -31.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。道明寺駅は、昨年から 10 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは柏原南口駅で昨年に比べ +590.3 ％、坪単価は 90.5 万円/坪となった。
上位 1 駅(柏原南口駅)は +590.3 ％(坪単価 +77.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(柏原駅)は -3.4 ％(坪単価 -2.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 25.8 年 → 2024年 19.5 年、-24.6 ％と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 23.7 ％ → 2024年 44.8 ％)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.6 ％ → 2024年 6.5 ％)
価格下落要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.8 ％ → 2024年 31.0 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 9.4 ％ → 2024年 3.2 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった柏原南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +590.3％( +77.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった柏原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -3.4％( -2.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -69.4％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 近鉄道明寺線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 柏原駅 | 66.2万/坪 (26.4年/23.4坪) | 68.5万/坪 (22.9年/40.8坪) | 61.3万/坪 (29.0年/57.5坪) |
| 柏原南口駅 | 90.5万/坪 (1.3年/24.2坪) | 13.1万/坪 (48.4年/21.7坪) | 86.5万/坪 (16.8年/28.2坪) |
| 道明寺駅 | 66.7万/坪 (16.6年/38.8坪) | 59.3万/坪 (27.0年/37.8坪) | 51.7万/坪 (27.8年/62.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
柏原南口駅 90.5 万/坪(昨年同期比 +590.3 ％)
柏原南口駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 90.5万円/坪(27.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて +590.3％( +77.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 1.3年(昨年 48.4年から -97.4 ％減)。平均土地面積は 24.2 坪 (昨年 21.7 坪から +11.6 ％増)。平均建物面積は 28.7 坪 (昨年 22.7 坪から +26.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2023年 48.4 年 → 2024年 1.3 年、-97.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.7 分 → 2024年 5.0 分、-57.1 ％と大きく減少)
柏原駅 66.2 万/坪(昨年同期比 -3.4 ％)
柏原駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 66.2万円/坪(20.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2023年)に比べて -3.4％( -2.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 11 件(１年前(2023年)に比べて -69.4％( -25件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 26.4年(昨年 22.9年から +15.5 ％増)。平均土地面積は 23.4 坪 (昨年 40.8 坪から -42.8 ％減)。平均建物面積は 24.8 坪 (昨年 50.8 坪から -51.2 ％減)。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 37.5 ％ → 2024年 10.0 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が小幅増加(全取引物件に占める割合が 2023年 28.1 ％ → 2024年 30.0 ％)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2023年 22.9 年 → 2024年 26.4 年、+15.5 ％と増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 21.9 ％ → 2024年 40.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示