【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2023年4月〜6月期の函館市電湯の川線 (松風町駅~湯の川駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.3万円/坪(11.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -15.5%( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 15 件(1年前(2022年)に比べて +87.5%( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 23.7年(昨年 21.3年から +11.6 %増)。平均土地面積は 68.6 坪 (昨年 86.4 坪から -20.6 %減)。平均建物面積は 50.9 坪 (昨年 110.8 坪から -54.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。
上位 1 駅(千歳町駅)は +319.0 %(坪単価 +43.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(新川町駅)は -85.6 %(坪単価 -51.0 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 28.6 % → 2023年 15.4 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2022年 21.3 年 → 2023年 23.7 年、+11.6 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 4.8 分 → 2023年 5.8 分、+21.8 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 14.3 % → 2023年 30.8 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 37.5 % → 2023年 28.6 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった千歳町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +319.0%( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった新川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -85.6%( -51.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
函館市電湯の川線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
松風町駅 | - | 30.1万/坪 (39.8年/63.5坪) | - |
新川町駅 | 8.6万/坪 (55.3年/69.6坪) | 59.6万/坪 (5.3年/183坪) | - |
千歳町駅 | 57.3万/坪 (22.3年/55.0坪) | 13.7万/坪 (41.3年/49.9坪) | - |
昭和橋駅 | 15.4万/坪 (35.3年/32.5坪) | 43.3万/坪 (17.3年/46.9坪) | - |
堀川町駅 | 39.1万/坪 (9.8年/51.9坪) | 72.7万/坪 (0.25年/51.4坪) | 15.4万/坪 (55.0年/42.4坪) |
千代台駅 | - | - | - |
中央病院前駅 | 33.1万/坪 (19.3年/69.6坪) | - | - |
五稜郭公園前駅 | 29.0万/坪 (27.3年/48.4坪) | - | - |
杉並町駅 | - | - | 30.1万/坪 (15.3年/63.5坪) |
柏木町駅 | - | - | - |
深堀町駅 | 41.8万/坪 (16.3年/59.0坪) | - | 42.3万/坪 (41.8年/43.9坪) |
競馬場前駅 | - | - | 88.2万/坪 (1.3年/27.2坪) |
駒場車庫前駅 | - | - | - |
函館アリーナ前駅 | 33.1万/坪 (34.3年/45.4坪) | - | - |
湯の川温泉駅 | - | - | 66.1万/坪 (0.25年/45.4坪) |
湯の川駅 | 65.0万/坪 (7.3年/303坪) | - | 33.1万/坪 (20.3年/49.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
千歳町駅 57.3 万/坪(昨年同期比 +319.0 %)
千歳町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.3万円/坪(17.3万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて +319.0%( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2022年)に比べて +50.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 22.3年(昨年 41.3年から -46.1 %減)。平均土地面積は 55.0 坪 (昨年 49.9 坪から +10.1 %増)。平均建物面積は 38.8 坪 (昨年 87.7 坪から -55.7 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2022年 41.3 年 → 2023年 22.3 年、-46.1 %と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 100.0 % → 2023年 33.3 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 3.0 分 → 2023年 6.3 分、+111.1 %と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 33.3 %)
新川町駅 8.6 万/坪(昨年同期比 -85.6 %)
新川町駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.6万円/坪(2.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2022年)に比べて -85.6%( -51.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2022年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 55.3年(昨年 5.3年から +952.1 %増)。平均土地面積は 69.6 坪 (昨年 183.0 坪から -62.0 %減)。平均建物面積は 75.6 坪 (昨年 183.0 坪から -58.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 2.5 分 → 2023年 2.0 分、-20.0 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 50.0 % → 2023年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2022年 5.3 年 → 2023年 55.3 年、+952.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示