【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期のJR山陰本線 (梁瀬駅~居組駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.2万円/坪(6.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -42.1%( -15.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(1年前(2021年)に比べて +3.2%( +1件/坪)と小幅に増加しています。)。
平均築年数は 42.1年(昨年 30.7年から +37.2 %増)。平均土地面積は 95.9 坪 (昨年 122.7 坪から -21.8 %減)。平均建物面積は 44.3 坪 (昨年 71.4 坪から -38.0 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加、建物面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。ほとんどの駅において下落した。養父駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは養父駅で昨年に比べ +45.6 %、坪単価は 33.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(養父駅、八鹿駅)は +30.6 %(坪単価 +6.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(豊岡駅、梁瀬駅)は -61.1 %(坪単価 -19.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 31.8 % → 2022年 21.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 30.7 年 → 2022年 42.1 年、+37.2 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 29.0 分 → 2022年 50.2 分、+72.9 %と大きく増加)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 40.9 % → 2022年 69.6 %)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 18.2 % → 2022年 8.7 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和田山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.9万円/坪(12.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -11.3%( -5.1万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -42.9%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった梁瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -45.6%( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR山陰本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梁瀬駅 | 1.4万/坪 (45.3年/99.8坪) | 2.6万/坪 (48.3年/157坪) | 34.4万/坪 (29.3年/106坪) |
和田山駅 | 39.9万/坪 (38.3年/60.9坪) | 45.0万/坪 (19.9年/83.4坪) | 34.4万/坪 (29.6年/99.8坪) |
養父駅 | 33.1万/坪 (28.3年/99.8坪) | 22.7万/坪 (26.8年/104坪) | - |
八鹿駅 | 18.3万/坪 (49.6年/185坪) | 15.8万/坪 (41.3年/127坪) | 5.7万/坪 (35.3年/154坪) |
江原駅 | 33.7万/坪 (33.3年/116坪) | 52.4万/坪 (7.3年/78.7坪) | 9.8万/坪 (44.3年/118坪) |
国府駅 | 27.2万/坪 (26.3年/59.0坪) | - | 38.7万/坪 (28.3年/56.7坪) |
豊岡駅 | 11.5万/坪 (45.8年/67.5坪) | 49.1万/坪 (33.2年/121坪) | 33.4万/坪 (32.8年/42.4坪) |
玄武洞駅 | - | - | - |
城崎温泉駅 | - | - | 11.7万/坪 (52.3年/37.8坪) |
竹野駅 | 21.2万/坪 (0年/66.6坪) | - | 10.3万/坪 (37.8年/79.7坪) |
佐津駅 | - | - | - |
柴山駅 | 2.1万/坪 (45.8年/33.3坪) | - | - |
香住駅 | - | 3.1万/坪 (56.3年/127坪) | 29.8万/坪 (34.8年/68.8坪) |
鎧駅 | - | - | - |
餘部駅 | - | - | - |
久谷駅 | - | - | - |
浜坂駅 | 6.8万/坪 (67.3年/139坪) | 7.6万/坪 (24.3年/575坪) | 13.8万/坪 (44.8年/95.3坪) |
諸寄駅 | - | - | - |
居組駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
養父駅 33.1 万/坪(昨年同期比 +45.6 %)
養父駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +45.6%( +10.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 28.3年(昨年 26.8年から +5.6 %増)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 104.4 坪から -4.3 %減)。平均建物面積は 13.6 坪 (昨年 80.2 坪から -83.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 75.0 分 → 2022年 23.0 分、-69.3 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
八鹿駅 18.3 万/坪(昨年同期比 +15.7 %)
八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 18.3万円/坪(5.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて +15.7%( +2.5万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 49.6年(昨年 41.3年から +20.2 %増)。平均土地面積は 184.5 坪 (昨年 127.1 坪から +45.2 %増)。平均建物面積は 94.7 坪 (昨年 37.1 坪から +155.5 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 41.3 年 → 2022年 49.6 年、+20.2 %と大きく増加)
豊岡駅 11.5 万/坪(昨年同期比 -76.6 %)
豊岡駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.5万円/坪(3.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -76.6%( -37.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 10 件(1年前(2021年)に比べて -9.1%( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均築年数は 45.8年(昨年 33.2年から +38.1 %増)。平均土地面積は 67.5 坪 (昨年 120.9 坪から -44.2 %減)。平均建物面積は 35.2 坪 (昨年 55.8 坪から -36.9 %減)。
価格下落要因
- 平均築年数が大きく増加(2021年 33.2 年 → 2022年 45.8 年、+38.1 %と大きく増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 23.0 分 → 2022年 30.8 分、+33.9 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 11.1 % → 2022年 33.3 %)
梁瀬駅 1.4 万/坪(昨年同期比 -45.6 %)
梁瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.4万円/坪(0.4万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2021年)に比べて -45.6%( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 45.3年(昨年 48.3年から -6.2 %減)。平均土地面積は 99.8 坪 (昨年 157.3 坪から -36.5 %減)。平均建物面積は 34.8 坪 (昨年 37.8 坪から -8.0 %減)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 % → 2022年 100.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示