【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2021年1月〜3月期のJR山陰本線 (梁瀬駅~居組駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +57.8%( +12.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 36 件(前年比変わらず)。
平均築年数は 25.6年(昨年 36.1年から -29.1 %減)。平均土地面積は 122.6 坪 (昨年 96.3 坪から +27.4 %増)。平均建物面積は 57.3 坪 (昨年 61.8 坪から -7.4 %減)。
近年の取引物件の特徴は、築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。国府駅、豊岡駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは城崎温泉駅で昨年に比べ +4025.0 %、坪単価は 13.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(城崎温泉駅、梁瀬駅)は +2144.9 %(坪単価 +22.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(八鹿駅、香住駅)は -47.2 %(坪単価 -8.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 36.1 年 → 2021年 25.6 年、-29.1 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 46.4 分 → 2021年 25.0 分、-46.1 %と大きく減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 10.3 % → 2021年 22.2 %)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 48.3 % → 2021年 33.3 %)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった和田山駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 57.9万円/坪(17.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +219.5%( +39.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった香住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.1%( -0.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
JR山陰本線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
梁瀬駅 | 42.6万/坪 (17.0年/56.7坪) | 11.7万/坪 (24.0年/60.5坪) | 132万/坪 (0年/52.9坪) |
和田山駅 | 57.9万/坪 (10.0年/134坪) | 18.1万/坪 (31.5年/124坪) | 0.8万/坪 (21.0年/58.2坪) |
養父駅 | 12.7万/坪 (21.0年/192坪) | 4.0万/坪 (48.0年/84.7坪) | 10.6万/坪 (45.0年/78.7坪) |
八鹿駅 | 5.7万/坪 (0年/123坪) | 22.1万/坪 (24.5年/58.7坪) | 27.8万/坪 (33.5年/164坪) |
江原駅 | 30.4万/坪 (31.2年/109坪) | 26.7万/坪 (23.5年/96.8坪) | 48.8万/坪 (24.3年/75.6坪) |
国府駅 | 25.2万/坪 (41.0年/57.5坪) | 18.3万/坪 (32.5年/75.6坪) | 65.6万/坪 (12.8年/58.0坪) |
豊岡駅 | 44.5万/坪 (28.2年/151坪) | 29.9万/坪 (41.4年/120坪) | 38.4万/坪 (37.5年/180坪) |
玄武洞駅 | - | - | - |
城崎温泉駅 | 13.6万/坪 (31.0年/42.4坪) | 0.3万/坪 (0年/45.4坪) | 42.0万/坪 (49.0年/53.7坪) |
竹野駅 | - | - | - |
佐津駅 | - | - | - |
柴山駅 | - | - | - |
香住駅 | 1.7万/坪 (0年/90.8坪) | 2.1万/坪 (51.0年/72.6坪) | - |
鎧駅 | - | - | - |
餘部駅 | - | - | - |
久谷駅 | - | - | - |
浜坂駅 | 20.0万/坪 (42.0年/63.5坪) | 20.3万/坪 (37.4年/82.7坪) | - |
諸寄駅 | - | - | 9.0万/坪 (0年/59.0坪) |
居組駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
城崎温泉駅 13.6 万/坪(昨年同期比 +4025.0 %)
城崎温泉駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 13.6万円/坪(4.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +4025.0%( +13.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 42.4 坪 (昨年 45.4 坪から -6.7 %減)。平均建物面積は 24.2 坪 (昨年 30.3 坪から -20.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 60.0 分 → 2021年 30.0 分、-50.0 %と大きく減少)
梁瀬駅 42.6 万/坪(昨年同期比 +264.8 %)
梁瀬駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.6万円/坪(12.9万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて +264.8%( +30.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 17.0年(昨年 24.0年から -29.2 %減)。平均土地面積は 56.7 坪 (昨年 60.5 坪から -6.2 %減)。平均建物面積は 27.2 坪 (昨年 45.4 坪から -40.0 %減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2020年 24.0 年 → 2021年 17.0 年、-29.2 %と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 30.0 分 → 2021年 11.5 分、-61.7 %と大きく減少)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 50.0 %)
八鹿駅 5.7 万/坪(昨年同期比 -74.2 %)
八鹿駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.7万円/坪(1.7万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -74.2%( -16.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -60.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 122.5 坪 (昨年 58.7 坪から +108.8 %増)。平均建物面積は 80.2 坪 (昨年 44.8 坪から +79.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 61.4 分 → 2021年 17.0 分、-72.3 %と大きく減少)
香住駅 1.7 万/坪(昨年同期比 -20.1 %)
香住駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.7万円/坪(0.5万円/㎡)です。中古一戸建て相場は1年前(2020年)に比べて -20.1%( -0.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 90.8 坪 (昨年 72.6 坪から +25.0 %増)。平均建物面積は 59.0 坪 (昨年 28.7 坪から +105.3 %増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示