【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古一戸建て相場の概況
2022年4月〜6月期の阪神武庫川線 (武庫川駅～武庫川団地前駅)における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.9万円/坪(26.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -12.4％( -12.5万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 23 件(１年前(2021年)に比べて -25.8％( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 20.1年(昨年 23.9年から -15.9 ％減)。平均土地面積は 21.9 坪 (昨年 34.1 坪から -35.8 ％減)。平均建物面積は 29.2 坪 (昨年 30.2 坪から -3.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加、土地面積 100 平方メートル未満の一般的なファミリー世帯を対象とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 0 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。全ての駅において下落した。武庫川駅は、昨年から 20 ％以上の値下がり。最も値下がりしたのは東鳴尾駅で昨年に比べ -29.3 ％、坪単価は 77.9 万円/坪となった。
上位 1 駅(武庫川駅)は -1.6 ％(坪単価 -1.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(東鳴尾駅)は -29.3 ％(坪単価 -32.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 23.9 年 → 2022年 20.1 年、-15.9 ％と減少)
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.0 分 → 2022年 7.4 分、-17.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 22.6 ％ → 2022年 52.2 ％)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 31.8 ％ → 2022年 40.0 ％)
駅ごとの中古一戸建て相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった洲先駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 95.1万円/坪(28.8万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -28.6％( -38.0万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった東鳴尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.9万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -29.3％( -32.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 阪神武庫川線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武庫川駅 | 83.0万/坪 (21.3年/23.3坪) | 84.4万/坪 (25.7年/36.3坪) | 57.8万/坪 (21.9年/28.9坪) |
| 東鳴尾駅 | 77.9万/坪 (26.3年/16.6坪) | 110万/坪 (66.3年/21.2坪) | 65.9万/坪 (35.3年/62.0坪) |
| 洲先駅 | 95.1万/坪 (24.3年/18.2坪) | 133万/坪 (5.5年/29.7坪) | - |
| 武庫川団地前駅 | 118万/坪 (0.25年/24.2坪) | - | 47.4万/坪 (31.3年/16.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古一戸建ての実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
武庫川駅 83.0 万/坪(昨年同期比 -1.6 ％)
武庫川駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 83.0万円/坪(25.1万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -1.6％( -1.4万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 15 件(１年前(2021年)に比べて -31.8％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 21.3年(昨年 25.7年から -17.4 ％減)。平均土地面積は 23.3 坪 (昨年 36.3 坪から -35.8 ％減)。平均建物面積は 30.3 坪 (昨年 31.8 坪から -4.8 ％減)。
価格上昇要因
- 平均築年数が減少(2021年 25.7 年 → 2022年 21.3 年、-17.4 ％と減少)
- 築 3 年未満の新築同様の物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 23.5 ％ → 2022年 38.5 ％)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 27.3 ％ → 2022年 33.3 ％)
東鳴尾駅 77.9 万/坪(昨年同期比 -29.3 ％)
東鳴尾駅における中古一戸建ての価格相場(平均取引価格)は坪単価 77.9万円/坪(23.6万円/㎡)です。中古一戸建て相場は１年前(2021年)に比べて -29.3％( -32.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均築年数は 26.3年(昨年 66.3年から -60.4 ％減)。平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 21.2 坪から -21.4 ％減)。平均建物面積は 22.7 坪 (昨年 13.6 坪から +66.7 ％増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 66.3 年 → 2022年 26.3 年、-60.4 ％と大きく減少)
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 6.0 分 → 2022年 4.0 分、-33.3 ％と大きく減少)
- 築 40 年を超える高経年物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 100.0 ％ → 2022年 50.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示