【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年4月〜6月期のJR香椎線 (西戸崎駅～宇美駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.0万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -30.8％( -7.6万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 32 件(１年前(2019年)に比べて -13.5％( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 178.7 坪 (昨年 78.3 坪から +128.2 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 200 平方メートル超の土地面積が非常に広い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。香椎神宮駅、舞松原駅、長者原駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは香椎神宮駅で昨年に比べ +64.2 ％、坪単価は 33.1 万円/坪となった。
上位 2 駅(香椎神宮駅、舞松原駅)は +48.2 ％(坪単価 +10.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(須恵中央駅、土井駅)は -79.0 ％(坪単価 -20.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 14.5 分 → 2020年 12.9 分、-10.9 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2019年 13.5 ％ → 2020年 18.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった舞松原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +32.3％( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった須恵中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -79.9％( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR香椎線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 西戸崎駅 | 19.8万/坪 (36.3坪) | - | - |
| 雁ノ巣駅 | 23.3万/坪 (40.8坪) | - | - |
| 奈多駅 | - | 19.7万/坪 (127坪) | 15.3万/坪 (68.8坪) |
| 和白駅 | 25.8万/坪 (121坪) | 32.1万/坪 (49.9坪) | 27.9万/坪 (64.0坪) |
| 香椎駅 | 25.8万/坪 (241坪) | 46.9万/坪 (45.4坪) | 39.5万/坪 (78.7坪) |
| 香椎神宮駅 | 33.1万/坪 (60.5坪) | 20.1万/坪 (49.2坪) | - |
| 舞松原駅 | 34.8万/坪 (78.7坪) | 26.3万/坪 (99.3坪) | - |
| 土井駅 | 5.4万/坪 (222坪) | 24.8万/坪 (122坪) | 15.1万/坪 (185坪) |
| 伊賀駅 | 15.7万/坪 (271坪) | - | - |
| 長者原駅 | 15.8万/坪 (191坪) | 12.6万/坪 (103坪) | 30.3万/坪 (72.6坪) |
| 酒殿駅 | 10.6万/坪 (303坪) | - | 7.3万/坪 (75.6坪) |
| 須恵駅 | 8.9万/坪 (249坪) | 17.6万/坪 (90.8坪) | 18.1万/坪 (293坪) |
| 須恵中央駅 | 5.2万/坪 (124坪) | 26.0万/坪 (49.9坪) | 11.3万/坪 (246坪) |
| 新原駅 | - | 13.2万/坪 (72.6坪) | - |
| 宇美駅 | 13.4万/坪 (205坪) | 15.8万/坪 (63.1坪) | 11.0万/坪 (168坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
香椎神宮駅 33.1 万/坪(昨年同期比 +64.2 ％)
香椎神宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 33.1万円/坪(10.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +64.2％( +12.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 49.2 坪から +23.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 5.5 分 → 2020年 8.5 分、+54.5 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2019年 50.0 ％ → 2020年 50.0 ％)
舞松原駅 34.8 万/坪(昨年同期比 +32.3 ％)
舞松原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.8万円/坪(10.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +32.3％( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて -33.3％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 78.7 坪 (昨年 99.3 坪から -20.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 7.3 分 → 2020年 12.0 分、+63.6 ％と大きく増加)
須恵中央駅 5.2 万/坪(昨年同期比 -79.9 ％)
須恵中央駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -79.9％( -20.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2019年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 124.0 坪 (昨年 49.9 坪から +148.5 ％増)。
土井駅 5.4 万/坪(昨年同期比 -78.2 ％)
土井駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.4万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -78.2％( -19.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2019年)に比べて -62.5％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 221.8 坪 (昨年 122.1 坪から +81.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2019年 16.9 分 → 2020年 40.0 分、+137.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示