【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜9月期のJR相模線 (茅ケ崎駅～橋本駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.9万円/坪(18.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +18.2％( +9.2万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 199 件(１年前(2023年)に比べて -46.4％( -172件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 77.6 坪 (昨年 89.6 坪から -13.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が増加。
値上がりした駅数は 11 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。全体的に上昇基調。倉見駅、社家駅、海老名駅、入谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは下溝駅で昨年に比べ +139.7 ％、坪単価は 26.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(下溝駅、社家駅)は +118.6 ％(坪単価 +25.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(香川駅、相武台下駅)は -14.4 ％(坪単価 -5.9 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 0.5 ％ → 2024年 1.0 ％)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2023年 4.3 ％ → 2024年 3.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茅ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 84.9万円/坪(25.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +17.6％( +12.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 59 件(１年前(2023年)に比べて -38.5％( -37件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった番田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -14.1％( -3.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -55.6％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR相模線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 茅ケ崎駅 | 84.9万/坪 (56.4坪) | 72.2万/坪 (70.7坪) | 67.4万/坪 (65.1坪) |
| 北茅ケ崎駅 | - | - | - |
| 香川駅 | 39.4万/坪 (84.4坪) | 46.2万/坪 (80.3坪) | 46.4万/坪 (94.2坪) |
| 寒川駅 | 44.5万/坪 (77.1坪) | 41.8万/坪 (86.4坪) | 36.8万/坪 (73.2坪) |
| 宮山駅 | 39.2万/坪 (52.4坪) | 38.9万/坪 (95.7坪) | 30.3万/坪 (66.6坪) |
| 倉見駅 | 48.8万/坪 (43.9坪) | 36.4万/坪 (39.8坪) | 24.1万/坪 (125坪) |
| 門沢橋駅 | - | - | 49.3万/坪 (45.8坪) |
| 社家駅 | 71.1万/坪 (60.5坪) | 36.0万/坪 (90.8坪) | 49.8万/坪 (82.4坪) |
| 厚木駅 | 73.2万/坪 (89.2坪) | 72.3万/坪 (49.9坪) | 56.7万/坪 (54.6坪) |
| 海老名駅 | 66.8万/坪 (74.7坪) | 48.3万/坪 (97.8坪) | 49.4万/坪 (96.6坪) |
| 入谷駅 | 49.3万/坪 (67.1坪) | 32.9万/坪 (105坪) | 30.5万/坪 (65.3坪) |
| 相武台下駅 | 30.1万/坪 (101坪) | 35.0万/坪 (118坪) | 27.6万/坪 (72.1坪) |
| 下溝駅 | 26.6万/坪 (45.1坪) | 11.1万/坪 (211坪) | 29.5万/坪 (122坪) |
| 原当麻駅 | 35.9万/坪 (129坪) | 31.6万/坪 (95.5坪) | 36.0万/坪 (81.9坪) |
| 番田駅 | 23.5万/坪 (194坪) | 27.4万/坪 (117坪) | 27.6万/坪 (67.3坪) |
| 上溝駅 | 39.2万/坪 (78.9坪) | 40.8万/坪 (75.2坪) | 41.4万/坪 (58.0坪) |
| 南橋本駅 | 49.7万/坪 (54.1坪) | 45.1万/坪 (94.7坪) | 47.2万/坪 (76.9坪) |
| 橋本駅 | 46.9万/坪 (94.6坪) | 49.1万/坪 (103坪) | 35.5万/坪 (111坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下溝駅 26.6 万/坪(昨年同期比 +139.7 ％)
下溝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 26.6万円/坪(8.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +139.7％( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2023年)に比べて +20.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 45.1 坪 (昨年 211.1 坪から -78.6 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 16.6 分 → 2024年 19.2 分、+15.5 ％と増加)
社家駅 71.1 万/坪(昨年同期比 +97.5 ％)
社家駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 71.1万円/坪(21.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +97.5％( +35.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 60.5 坪 (昨年 90.8 坪から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 11.3 分 → 2024年 8.0 分、-29.4 ％と大きく減少)
香川駅 39.4 万/坪(昨年同期比 -14.7 ％)
香川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.4万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -14.7％( -6.8万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 9 件(１年前(2023年)に比べて -65.4％( -17件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 84.4 坪 (昨年 80.3 坪から +5.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 14.9 分 → 2024年 10.3 分、-30.8 ％と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 19.2 ％ → 2024年 11.1 ％)
相武台下駅 30.1 万/坪(昨年同期比 -14.1 ％)
相武台下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 30.1万円/坪(9.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -14.1％( -5.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 101.3 坪 (昨年 118.3 坪から -14.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 16.8 分 → 2024年 13.8 分、-17.9 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示