【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR相模線 (茅ケ崎駅~橋本駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 63.8万円/坪(19.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +43.5%( +19.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 76 件(1年前(2023年)に比べて -21.6%( -21件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 82.0 坪 (昨年 90.4 坪から -9.3 %減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。茅ケ崎駅、香川駅、海老名駅、南橋本駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは下溝駅で昨年に比べ +279.2 %、坪単価は 23.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(下溝駅、入谷駅)は +260.5 %(坪単価 +26.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(番田駅、原当麻駅)は -54.0 %(坪単価 -15.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 % → 2024年 2.6 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 22.2 分 → 2024年 24.8 分、+11.7 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 7.2 % → 2024年 2.6 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった茅ケ崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 94.4万円/坪(28.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +60.3%( +35.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2023年)に比べて +9.1%( +2件/坪)と堅調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった番田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.1%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR相模線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
茅ケ崎駅 | 94.4万/坪 (54.5坪) | 58.9万/坪 (76.6坪) | 70.8万/坪 (51.7坪) |
北茅ケ崎駅 | - | - | - |
香川駅 | 49.1万/坪 (117坪) | 40.1万/坪 (65.0坪) | 41.7万/坪 (88.7坪) |
寒川駅 | 30.8万/坪 (116坪) | 37.8万/坪 (91.2坪) | 37.2万/坪 (53.9坪) |
宮山駅 | 28.1万/坪 (60.5坪) | 42.8万/坪 (144坪) | 35.4万/坪 (48.4坪) |
倉見駅 | - | - | 20.5万/坪 (87.7坪) |
門沢橋駅 | - | - | 29.2万/坪 (116坪) |
社家駅 | - | 55.8万/坪 (48.4坪) | - |
厚木駅 | - | 68.1万/坪 (51.4坪) | 62.3万/坪 (39.3坪) |
海老名駅 | 72.7万/坪 (88.9坪) | 55.1万/坪 (71.0坪) | 50.4万/坪 (71.2坪) |
入谷駅 | 49.3万/坪 (67.1坪) | 14.4万/坪 (126坪) | - |
相武台下駅 | - | 18.0万/坪 (278坪) | - |
下溝駅 | 23.5万/坪 (49.9坪) | 6.2万/坪 (48.4坪) | 40.1万/坪 (72.6坪) |
原当麻駅 | 14.3万/坪 (133坪) | 25.0万/坪 (63.1坪) | 32.9万/坪 (75.0坪) |
番田駅 | 11.0万/坪 (363坪) | 31.6万/坪 (129坪) | 37.6万/坪 (109坪) |
上溝駅 | 26.2万/坪 (155坪) | 42.6万/坪 (90.2坪) | 44.0万/坪 (30.8坪) |
南橋本駅 | 58.6万/坪 (58.0坪) | 38.8万/坪 (222坪) | 23.9万/坪 (27.2坪) |
橋本駅 | 34.4万/坪 (89.0坪) | 39.4万/坪 (92.1坪) | 20.5万/坪 (156坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
下溝駅 23.5 万/坪(昨年同期比 +279.2 %)
下溝駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.5万円/坪(7.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +279.2%( +17.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(1年前(2023年)に比べて +300.0%( +3件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 48.4 坪から +3.1 %増)。
入谷駅 49.3 万/坪(昨年同期比 +241.8 %)
入谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.3万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +241.8%( +34.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 67.1 坪 (昨年 126.0 坪から -46.8 %減)。
番田駅 11.0 万/坪(昨年同期比 -65.1 %)
番田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 11.0万円/坪(3.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -65.1%( -20.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -75.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 363.0 坪 (昨年 128.9 坪から +181.5 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 14.8 分 → 2024年 30.0 分、+103.4 %と大きく増加)
原当麻駅 14.3 万/坪(昨年同期比 -43.0 %)
原当麻駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 14.3万円/坪(4.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -43.0%( -10.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 133.1 坪 (昨年 63.1 坪から +110.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 16.0 分 → 2024年 21.5 分、+34.4 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示