【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜3月期のJR横須賀線 (武蔵小杉駅～久里浜駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 104万円/坪(31.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +25.5％( +21.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 25 件(１年前(2023年)に比べて -92.4％( -304件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 70.9 坪 (昨年 70.6 坪から +0.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。東戸塚駅、戸塚駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは衣笠駅で昨年に比べ +126.3 ％、坪単価は 56.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(衣笠駅、逗子駅)は +118.2 ％(坪単価 +61.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(横浜駅、保土ケ谷駅)は -47.8 ％(坪単価 -126.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 23.1 分 → 2024年 19.9 分、-14.1 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 3.3 ％ → 2024年 8.0 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった逗子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +110.1％( +91.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -94.0％( -63件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった大船駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.1万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.7％( -26.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -92.9％( -39件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR横須賀線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵小杉駅 | - | 248万/坪 (25.7坪) | 292万/坪 (35.5坪) |
| 新川崎駅 | 156万/坪 (16.6坪) | 158万/坪 (26.0坪) | 131万/坪 (29.6坪) |
| 横浜駅 | 159万/坪 (49.5坪) | 385万/坪 (45.2坪) | 223万/坪 (97.1坪) |
| 保土ケ谷駅 | 45.2万/坪 (68.8坪) | 71.6万/坪 (63.8坪) | 58.6万/坪 (54.1坪) |
| 東戸塚駅 | 89.0万/坪 (39.3坪) | 64.5万/坪 (76.3坪) | 52.3万/坪 (60.4坪) |
| 戸塚駅 | 67.9万/坪 (84.1坪) | 53.8万/坪 (92.1坪) | 67.2万/坪 (75.3坪) |
| 大船駅 | 45.1万/坪 (107坪) | 71.4万/坪 (74.6坪) | 68.0万/坪 (93.2坪) |
| 北鎌倉駅 | - | 92.4万/坪 (72.6坪) | 89.3万/坪 (74.4坪) |
| 鎌倉駅 | 119万/坪 (89.7坪) | 110万/坪 (65.7坪) | 115万/坪 (82.9坪) |
| 逗子駅 | 174万/坪 (39.3坪) | 82.6万/坪 (66.3坪) | 69.5万/坪 (77.8坪) |
| 東逗子駅 | - | 91.5万/坪 (35.8坪) | 60.7万/坪 (47.2坪) |
| 田浦駅 | - | 23.8万/坪 (79.7坪) | 43.3万/坪 (49.2坪) |
| 横須賀駅 | - | - | - |
| 衣笠駅 | 56.4万/坪 (106坪) | 24.9万/坪 (64.1坪) | 28.3万/坪 (60.6坪) |
| 久里浜駅 | - | - | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
衣笠駅 56.4 万/坪(昨年同期比 +126.3 ％)
衣笠駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 56.4万円/坪(17.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +126.3％( +31.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -94.1％( -32件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 105.9 坪 (昨年 64.1 坪から +65.2 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.5 分 → 2024年 16.0 分、-39.6 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.9 ％ → 2024年 50.0 ％)
逗子駅 173.6 万/坪(昨年同期比 +110.1 ％)
逗子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 174万円/坪(52.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +110.1％( +91.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -94.0％( -63件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 66.3 坪から -40.7 ％減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.5 ％ → 2024年 25.0 ％)
横浜駅 159.2 万/坪(昨年同期比 -58.6 ％)
横浜駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 159万円/坪(48.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -58.6％( -225.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて -63.6％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 49.5 坪 (昨年 45.2 坪から +9.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.6 分 → 2024年 14.8 分、+26.8 ％と大きく増加)
保土ケ谷駅 45.2 万/坪(昨年同期比 -36.9 ％)
保土ケ谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 45.2万円/坪(13.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.9％( -26.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -93.1％( -27件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 68.8 坪 (昨年 63.8 坪から +7.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.2 分 → 2024年 15.5 分、-10.1 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示