【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2020年10月〜12月期のJR東海道本線 (川崎駅～湯河原駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 55.6万円/坪(16.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +7.2％( +3.8万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 223 件(１年前(2019年)に比べて +13.8％( +27件/坪)と好調に推移しています。)。
平均土地面積は 70.1 坪 (昨年 71.8 坪から -2.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。川崎駅、横浜駅、茅ケ崎駅、大磯駅、国府津駅、真鶴駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは大磯駅で昨年に比べ +42.4 ％、坪単価は 38.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(大磯駅、川崎駅)は +36.4 ％(坪単価 +22.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(辻堂駅、二宮駅)は -19.5 ％(坪単価 -12.0 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2019年 3.1 ％ → 2020年 2.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった川崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +30.4％( +33.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった湯河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 16.2万円/坪(4.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +14.2％( +2.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(１年前(2019年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR東海道本線 | 現状(2020) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川崎駅 | 142万/坪 (52.8坪) | 109万/坪 (32.2坪) | 121万/坪 (48.8坪) |
| 横浜駅 | 81.0万/坪 (51.0坪) | 66.1万/坪 (30.3坪) | 99.2万/坪 (48.4坪) |
| 戸塚駅 | 45.0万/坪 (97.8坪) | 50.6万/坪 (87.6坪) | 47.7万/坪 (46.1坪) |
| 大船駅 | 66.4万/坪 (45.4坪) | 59.1万/坪 (75.9坪) | 51.3万/坪 (75.4坪) |
| 藤沢駅 | 67.4万/坪 (104坪) | 68.5万/坪 (53.5坪) | 94.1万/坪 (45.0坪) |
| 辻堂駅 | 65.8万/坪 (47.7坪) | 85.6万/坪 (46.9坪) | 67.0万/坪 (58.1坪) |
| 茅ケ崎駅 | 62.0万/坪 (55.5坪) | 49.1万/坪 (75.1坪) | 59.6万/坪 (75.8坪) |
| 平塚駅 | 40.5万/坪 (84.9坪) | 37.1万/坪 (88.9坪) | 34.4万/坪 (95.8坪) |
| 大磯駅 | 38.0万/坪 (71.4坪) | 26.7万/坪 (129坪) | 43.6万/坪 (70.1坪) |
| 二宮駅 | 22.5万/坪 (95.5坪) | 26.7万/坪 (56.8坪) | 19.9万/坪 (84.1坪) |
| 国府津駅 | 32.4万/坪 (61.3坪) | 26.8万/坪 (46.9坪) | 23.7万/坪 (60.5坪) |
| 鴨宮駅 | 34.0万/坪 (46.8坪) | 32.8万/坪 (48.7坪) | 39.6万/坪 (60.0坪) |
| 小田原駅 | 38.4万/坪 (63.9坪) | 45.1万/坪 (51.0坪) | 28.7万/坪 (53.9坪) |
| 早川駅 | - | - | 30.1万/坪 (16.6坪) |
| 根府川駅 | - | - | - |
| 真鶴駅 | 18.9万/坪 (101坪) | 15.2万/坪 (176坪) | 14.1万/坪 (64.0坪) |
| 湯河原駅 | 16.2万/坪 (91.5坪) | 14.2万/坪 (134坪) | 23.5万/坪 (68.8坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
大磯駅 38.0 万/坪(昨年同期比 +42.4 ％)
大磯駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.0万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +42.4％( +11.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(１年前(2019年)に比べて -37.5％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.4 坪 (昨年 128.8 坪から -44.6 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 19.4 分 → 2020年 16.4 分、-15.4 ％と減少)
川崎駅 141.7 万/坪(昨年同期比 +30.4 ％)
川崎駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 142万円/坪(42.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて +30.4％( +33.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 16 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 52.8 坪 (昨年 32.2 坪から +63.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 25.9 分 → 2020年 22.4 分、-13.3 ％と減少)
辻堂駅 65.8 万/坪(昨年同期比 -23.1 ％)
辻堂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 65.8万円/坪(19.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -23.1％( -19.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 29 件(１年前(2019年)に比べて +38.1％( +8件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 47.7 坪 (昨年 46.9 坪から +1.7 ％増)。
二宮駅 22.5 万/坪(昨年同期比 -15.9 ％)
二宮駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 22.5万円/坪(6.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2019年)に比べて -15.9％( -4.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 18 件(１年前(2019年)に比べて +63.6％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 95.5 坪 (昨年 56.8 坪から +68.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2019年 23.3 分 → 2020年 19.3 分、-16.9 ％と減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示