【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年10月〜12月期のJR南武線 (川崎駅～稲田堤駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 129万円/坪(38.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -6.9％( -9.5万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 41 件(１年前(2021年)に比べて -14.6％( -7件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 71.8 坪 (昨年 56.3 坪から +27.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。武蔵新城駅、登戸駅、中野島駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは尻手駅で昨年に比べ +155.2 ％、坪単価は 225 万円/坪となった。
上位 2 駅(尻手駅、登戸駅)は +110.0 ％(坪単価 +118.0 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(津田山駅、久地駅)は -73.7 ％(坪単価 -87.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 6.2 ％ → 2022年 19.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 252万円/坪(76.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +64.9％( +99.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった津田山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -97.3％( -123.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| JR南武線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川崎駅 | 147万/坪 (42.4坪) | 141万/坪 (38.9坪) | 142万/坪 (52.8坪) |
| 尻手駅 | 225万/坪 (87.0坪) | 88.2万/坪 (22.7坪) | - |
| 矢向駅 | 170万/坪 (98.8坪) | 147万/坪 (47.6坪) | 128万/坪 (35.9坪) |
| 鹿島田駅 | 151万/坪 (20.4坪) | 208万/坪 (82.3坪) | 166万/坪 (49.9坪) |
| 平間駅 | 109万/坪 (39.3坪) | 195万/坪 (18.9坪) | 99.2万/坪 (36.3坪) |
| 向河原駅 | - | 214万/坪 (19.7坪) | - |
| 武蔵小杉駅 | 138万/坪 (51.4坪) | - | - |
| 武蔵中原駅 | 109万/坪 (40.1坪) | 96.9万/坪 (48.9坪) | 150万/坪 (57.9坪) |
| 武蔵新城駅 | 111万/坪 (117坪) | 88.3万/坪 (44.6坪) | 92.9万/坪 (50.4坪) |
| 武蔵溝ノ口駅 | - | - | - |
| 津田山駅 | 3.5万/坪 (204坪) | 127万/坪 (78.7坪) | 64.9万/坪 (84.7坪) |
| 久地駅 | 51.0万/坪 (144坪) | 102万/坪 (157坪) | - |
| 宿河原駅 | 210万/坪 (14.4坪) | 215万/坪 (18.2坪) | 31.5万/坪 (127坪) |
| 登戸駅 | 252万/坪 (16.6坪) | 153万/坪 (76.4坪) | - |
| 中野島駅 | 81.6万/坪 (60.5坪) | 66.1万/坪 (25.7坪) | 106万/坪 (40.1坪) |
| 稲田堤駅 | - | 114万/坪 (60.5坪) | 52.9万/坪 (22.7坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
尻手駅 224.9 万/坪(昨年同期比 +155.2 ％)
尻手駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 225万円/坪(68.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +155.2％( +136.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 87.0 坪 (昨年 22.7 坪から +283.3 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 28.0 分 → 2022年 3.0 分、-89.3 ％と大きく減少)
登戸駅 252.4 万/坪(昨年同期比 +64.9 ％)
登戸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 252万円/坪(76.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +64.9％( +99.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 16.6 坪 (昨年 76.4 坪から -78.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 13.0 分、+23.8 ％と大きく増加)
津田山駅 3.5 万/坪(昨年同期比 -97.3 ％)
津田山駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 3.5万円/坪(1.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -97.3％( -123.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 204.2 坪 (昨年 78.7 坪から +159.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 3.0 分 → 2022年 9.5 分、+216.7 ％と大きく増加)
久地駅 51.0 万/坪(昨年同期比 -50.1 ％)
久地駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.0万円/坪(15.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -50.1％( -51.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 144.2 坪 (昨年 156.9 坪から -8.1 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 10.5 分 → 2022年 13.3 分、+27.0 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示