【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の相鉄・JR直通線 (武蔵小杉駅～海老名駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 59.0万円/坪(17.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -1.3％( -0.8万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 71 件(１年前(2021年)に比べて -31.7％( -33件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.5 坪 (昨年 74.3 坪から -13.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 60 平方メートル未満のDINKS・子供独立後の老後世帯を対象とした中規模物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 6 駅に対して、値下がりした駅数は 5 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。西谷駅、瀬谷駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは西谷駅で昨年に比べ +63.5 ％、坪単価は 52.0 万円/坪となった。
上位 2 駅(西谷駅、瀬谷駅)は +54.6 ％(坪単価 +17.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(羽沢横浜国大駅、鶴ケ峰駅)は -28.5 ％(坪単価 -17.8 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.9 ％ → 2022年 4.2 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった希望ケ丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 87.4万円/坪(26.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +19.5％( +14.3万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった羽沢横浜国大駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.5万円/坪(11.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -36.8％( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 相鉄・JR直通線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 武蔵小杉駅 | - | 103万/坪 (78.7坪) | 248万/坪 (67.3坪) |
| 羽沢横浜国大駅 | 37.5万/坪 (35.8坪) | 59.4万/坪 (82.6坪) | 47.2万/坪 (63.5坪) |
| 西谷駅 | 52.0万/坪 (64.3坪) | 31.8万/坪 (149坪) | 54.0万/坪 (64.1坪) |
| 鶴ケ峰駅 | 54.2万/坪 (50.7坪) | 67.9万/坪 (68.7坪) | 52.4万/坪 (44.9坪) |
| 二俣川駅 | 78.3万/坪 (54.5坪) | 90.8万/坪 (35.3坪) | 52.7万/坪 (126坪) |
| 希望ケ丘駅 | 87.4万/坪 (54.7坪) | 73.2万/坪 (54.3坪) | 62.9万/坪 (43.1坪) |
| 三ツ境駅 | 48.7万/坪 (101坪) | 56.2万/坪 (65.5坪) | 61.9万/坪 (42.1坪) |
| 瀬谷駅 | 46.5万/坪 (69.8坪) | 31.9万/坪 (33.3坪) | 59.3万/坪 (47.6坪) |
| 大和駅 | 78.0万/坪 (52.2坪) | 71.3万/坪 (88.6坪) | 88.8万/坪 (77.5坪) |
| 相模大塚駅 | - | 46.6万/坪 (87.0坪) | 30.4万/坪 (42.4坪) |
| さがみ野駅 | 58.2万/坪 (80.4坪) | 51.0万/坪 (118坪) | 52.4万/坪 (106坪) |
| かしわ台駅 | 51.2万/坪 (34.2坪) | 56.6万/坪 (32.5坪) | 30.5万/坪 (84.1坪) |
| 海老名駅 | 54.1万/坪 (79.0坪) | 53.2万/坪 (78.5坪) | 41.6万/坪 (77.1坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西谷駅 52.0 万/坪(昨年同期比 +63.5 ％)
西谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 52.0万円/坪(15.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +63.5％( +20.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.3 坪 (昨年 148.6 坪から -56.7 ％減)。
瀬谷駅 46.5 万/坪(昨年同期比 +45.6 ％)
瀬谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 46.5万円/坪(14.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +45.6％( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.8 坪 (昨年 33.3 坪から +109.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.5 分 → 2022年 15.5 分、-39.2 ％と大きく減少)
羽沢横浜国大駅 37.5 万/坪(昨年同期比 -36.8 ％)
羽沢横浜国大駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 37.5万円/坪(11.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -36.8％( -21.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -40.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 35.8 坪 (昨年 82.6 坪から -56.7 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.0 分 → 2022年 14.0 分、+27.3 ％と大きく増加)
鶴ケ峰駅 54.2 万/坪(昨年同期比 -20.2 ％)
鶴ケ峰駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 54.2万円/坪(16.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -20.2％( -13.7万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 13 件(１年前(2021年)に比べて -7.1％( -1件/坪)と弱含みに推移しています。)。
平均土地面積は 50.7 坪 (昨年 68.7 坪から -26.2 ％減)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示