【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の北陸鉄道石川線 (西泉駅~鶴来駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.2万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +29.0%( +5.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 141 件(1年前(2020年)に比べて +25.9%( +29件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 88.2 坪 (昨年 106.3 坪から -17.1 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 10 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。全体的に上昇基調。野々市工大前駅、馬替駅、乙丸駅、陽羽里駅、道法寺駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは鶴来駅で昨年に比べ +105.1 %、坪単価は 7.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(鶴来駅、乙丸駅)は +75.8 %(坪単価 +6.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(井口駅、四十万駅)は -21.7 %(坪単価 -3.2 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 19.1 分 → 2021年 13.9 分、-27.2 %と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.0 % → 2021年 17.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった乙丸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +46.5%( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +366.7%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった鶴来駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +105.1%( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
北陸鉄道石川線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
西泉駅 | 30.5万/坪 (36.0坪) | - | - |
新西金沢駅 | - | - | - |
押野駅 | 29.4万/坪 (54.5坪) | 29.6万/坪 (50.7坪) | 25.3万/坪 (65.0坪) |
野々市駅 | 28.2万/坪 (111坪) | 23.7万/坪 (129坪) | 26.1万/坪 (98.6坪) |
野々市工大前駅 | 26.0万/坪 (123坪) | 19.9万/坪 (87.7坪) | 24.8万/坪 (126坪) |
馬替駅 | 28.9万/坪 (110坪) | 22.0万/坪 (240坪) | 26.6万/坪 (125坪) |
額住宅前駅 | 25.0万/坪 (56.0坪) | 24.2万/坪 (106坪) | 27.9万/坪 (143坪) |
乙丸駅 | 31.4万/坪 (61.6坪) | 21.5万/坪 (213坪) | 26.9万/坪 (34.0坪) |
四十万駅 | 17.3万/坪 (70.2坪) | 18.6万/坪 (107坪) | 11.9万/坪 (153坪) |
陽羽里駅 | 16.9万/坪 (98.5坪) | 13.8万/坪 (90.1坪) | 12.3万/坪 (138坪) |
曽谷駅 | 21.1万/坪 (71.6坪) | 18.2万/坪 (71.6坪) | 15.6万/坪 (97.4坪) |
道法寺駅 | 19.0万/坪 (45.2坪) | 14.6万/坪 (72.7坪) | 13.0万/坪 (177坪) |
井口駅 | 8.8万/坪 (82.2坪) | 14.0万/坪 (178坪) | 12.8万/坪 (56.6坪) |
小柳駅 | 9.8万/坪 (68.1坪) | 9.9万/坪 (47.4坪) | 11.1万/坪 (114坪) |
日御子駅 | 14.5万/坪 (60.4坪) | 12.6万/坪 (165坪) | 7.9万/坪 (149坪) |
鶴来駅 | 7.4万/坪 (130坪) | 3.6万/坪 (78.7坪) | 5.5万/坪 (144坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
鶴来駅 7.4 万/坪(昨年同期比 +105.1 %)
鶴来駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.4万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +105.1%( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて -37.5%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 130.1 坪 (昨年 78.7 坪から +65.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 75.0 分 → 2021年 19.6 分、-73.9 %と大きく減少)
乙丸駅 31.4 万/坪(昨年同期比 +46.5 %)
乙丸駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.4万円/坪(9.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +46.5%( +10.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(1年前(2020年)に比べて +366.7%( +11件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.6 坪 (昨年 213.3 坪から -71.1 %減)。
井口駅 8.8 万/坪(昨年同期比 -36.8 %)
井口駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.8万円/坪(2.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -36.8%( -5.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 82.2 坪 (昨年 178.5 坪から -54.0 %減)。
四十万駅 17.3 万/坪(昨年同期比 -6.7 %)
四十万駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 17.3万円/坪(5.2万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -6.7%( -1.2万円/坪)と弱含みに推移しています。売買数は 11 件(1年前(2020年)に比べて +57.1%( +4件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 107.2 坪から -34.5 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 9.9 分 → 2021年 8.5 分、-13.3 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 14.3 % → 2021年 36.4 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示