【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年1月〜6月期のJR南武線 (矢野口駅~立川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(33.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -19.2%( -26.0万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 25 件(1年前(2023年)に比べて -62.7%( -42件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 55.5 坪 (昨年 63.5 坪から -12.5 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 6 駅。ほとんどの駅において下落した。西国立駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは西国立駅で昨年に比べ +43.6 %、坪単価は 234 万円/坪となった。
上位 2 駅(西国立駅、分倍河原駅)は +23.2 %(坪単価 +37.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(稲城長沼駅、西府駅)は -36.0 %(坪単価 -45.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2023年 10.4 % → 2024年 12.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2023年 10.1 分 → 2024年 11.2 分、+11.4 %と増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西国立駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 234万円/坪(70.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +43.6%( +71.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった稲城長沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.5万円/坪(23.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -41.2%( -55.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
JR南武線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
矢野口駅 | 107万/坪 (35.5坪) | 107万/坪 (36.3坪) | 90.9万/坪 (60.8坪) |
稲城長沼駅 | 78.5万/坪 (61.5坪) | 134万/坪 (71.7坪) | 64.2万/坪 (40.8坪) |
南多摩駅 | - | 107万/坪 (56.0坪) | 99.2万/坪 (33.3坪) |
府中本町駅 | - | - | 142万/坪 (38.9坪) |
分倍河原駅 | 133万/坪 (39.3坪) | 130万/坪 (63.7坪) | 119万/坪 (74.9坪) |
西府駅 | 79.5万/坪 (37.8坪) | 115万/坪 (43.9坪) | 84.4万/坪 (44.6坪) |
谷保駅 | 87.7万/坪 (28.7坪) | 91.2万/坪 (58.8坪) | 97.1万/坪 (78.9坪) |
矢川駅 | 79.8万/坪 (57.5坪) | 80.0万/坪 (78.4坪) | 84.0万/坪 (150坪) |
西国立駅 | 234万/坪 (145坪) | 163万/坪 (68.8坪) | 114万/坪 (161坪) |
立川駅 | 161万/坪 (72.9坪) | 197万/坪 (54.1坪) | 166万/坪 (58.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
西国立駅 234.2 万/坪(昨年同期比 +43.6 %)
西国立駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 234万円/坪(70.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +43.6%( +71.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -85.7%( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 145.2 坪 (昨年 68.8 坪から +111.0 %増)。
分倍河原駅 133.2 万/坪(昨年同期比 +2.7 %)
分倍河原駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 133万円/坪(40.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +2.7%( +3.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -80.0%( -8件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 39.3 坪 (昨年 63.7 坪から -38.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.4 分 → 2024年 13.5 分、+60.7 %と大きく増加)
稲城長沼駅 78.5 万/坪(昨年同期比 -41.2 %)
稲城長沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 78.5万円/坪(23.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -41.2%( -55.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2023年)に比べて -57.1%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 61.5 坪 (昨年 71.7 坪から -14.3 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 5.6 分 → 2024年 9.3 分、+67.5 %と大きく増加)
西府駅 79.5 万/坪(昨年同期比 -30.8 %)
西府駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.5万円/坪(24.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -30.8%( -35.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 37.8 坪 (昨年 43.9 坪から -13.8 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 7.0 分 → 2024年 11.0 分、+57.1 %と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示