【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の西武多摩湖線 (国分寺駅~多摩湖駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 98.8万円/坪(29.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +37.9%( +27.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 94 件(1年前(2020年)に比べて +56.7%( +34件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 61.9 坪 (昨年 61.0 坪から +1.5 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。国分寺駅、萩山駅、八坂駅、武蔵大和駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは八坂駅で昨年に比べ +59.3 %、坪単価は 72.4 万円/坪となった。
上位 2 駅(八坂駅、国分寺駅)は +57.0 %(坪単価 +39.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(青梅街道駅、一橋学園駅)は -9.3 %(坪単価 -8.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 12.6 分 → 2021年 11.0 分、-12.8 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 8.3 % → 2021年 17.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 5.0 % → 2021年 1.1 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった国分寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +54.8%( +51.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2020年)に比べて +70.8%( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった武蔵大和駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.6万円/坪(11.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +28.4%( +8.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 20 件(1年前(2020年)に比べて +33.3%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
西武多摩湖線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
国分寺駅 | 146万/坪 (42.5坪) | 94.1万/坪 (56.6坪) | 90.6万/坪 (50.9坪) |
一橋学園駅 | 85.1万/坪 (76.0坪) | 81.6万/坪 (43.2坪) | 72.3万/坪 (69.0坪) |
青梅街道駅 | 68.7万/坪 (43.1坪) | 89.0万/坪 (39.3坪) | 103万/坪 (49.4坪) |
萩山駅 | 83.8万/坪 (64.3坪) | 59.2万/坪 (28.7坪) | 65.5万/坪 (44.9坪) |
八坂駅 | 72.4万/坪 (33.6坪) | 45.4万/坪 (45.9坪) | 105万/坪 (39.8坪) |
武蔵大和駅 | 38.6万/坪 (81.8坪) | 30.1万/坪 (93.6坪) | 36.8万/坪 (103坪) |
多摩湖駅 | 30.3万/坪 (154坪) | - | 36.9万/坪 (41.6坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
八坂駅 72.4 万/坪(昨年同期比 +59.3 %)
八坂駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 72.4万円/坪(21.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +59.3%( +27.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 33.6 坪 (昨年 45.9 坪から -26.8 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 60.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 8.3 分 → 2021年 9.8 分、+17.6 %と増加)
国分寺駅 145.7 万/坪(昨年同期比 +54.8 %)
国分寺駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 146万円/坪(44.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +54.8%( +51.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 41 件(1年前(2020年)に比べて +70.8%( +17件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 42.5 坪 (昨年 56.6 坪から -25.0 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 15.2 分 → 2021年 11.3 分、-25.6 %と大きく減少)
青梅街道駅 68.7 万/坪(昨年同期比 -22.8 %)
青梅街道駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 68.7万円/坪(20.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -22.8%( -20.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて +100.0%( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 43.1 坪 (昨年 39.3 坪から +9.6 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2020年 5.0 分 → 2021年 7.0 分、+40.0 %と大きく増加)
一橋学園駅 85.1 万/坪(昨年同期比 +4.2 %)
一橋学園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 85.1万円/坪(25.7万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +4.2%( +3.5万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 21 件(1年前(2020年)に比べて +31.2%( +5件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 76.0 坪 (昨年 43.2 坪から +75.9 %増)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 6.2 % → 2021年 9.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 12.5 % → 2021年 4.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示