【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期の東急大井町線 (大井町駅～二子玉川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 292万円/坪(88.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +17.5％( +43.6万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 94 件(１年前(2021年)に比べて -19.0％( -22件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 52.1 坪 (昨年 41.8 坪から +24.5 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 12 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。上昇基調の駅が大きく上回った。旗の台駅、北千束駅、緑が丘駅、自由が丘駅、二子玉川駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは二子玉川駅で昨年に比べ +54.4 ％、坪単価は 218 万円/坪となった。
上位 2 駅(二子玉川駅、自由が丘駅)は +50.9 ％(坪単価 +108.5 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(荏原町駅、中延駅)は -39.6 ％(坪単価 -116.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 9.5 分 → 2022年 7.9 分、-17.4 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 3.5 ％ → 2022年 10.6 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった自由が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 436万円/坪(132万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +47.4％( +140.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった荏原町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -62.9％( -182.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 東急大井町線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 大井町駅 | 257万/坪 (40.0坪) | 225万/坪 (23.6坪) | 242万/坪 (24.2坪) |
| 下神明駅 | 256万/坪 (25.7坪) | 241万/坪 (18.2坪) | 262万/坪 (44.5坪) |
| 戸越公園駅 | 312万/坪 (41.3坪) | 262万/坪 (28.7坪) | 170万/坪 (20.4坪) |
| 中延駅 | 258万/坪 (33.3坪) | 307万/坪 (21.7坪) | 274万/坪 (26.6坪) |
| 荏原町駅 | 107万/坪 (12.1坪) | 290万/坪 (18.7坪) | 192万/坪 (27.9坪) |
| 旗の台駅 | 377万/坪 (34.8坪) | 274万/坪 (31.5坪) | 276万/坪 (31.0坪) |
| 北千束駅 | 276万/坪 (31.8坪) | 225万/坪 (32.8坪) | 129万/坪 (33.3坪) |
| 大岡山駅 | 289万/坪 (33.1坪) | 296万/坪 (31.8坪) | 269万/坪 (28.7坪) |
| 緑が丘駅 | 362万/坪 (39.3坪) | 298万/坪 (58.4坪) | 236万/坪 (31.5坪) |
| 自由が丘駅 | 436万/坪 (70.2坪) | 296万/坪 (33.1坪) | 317万/坪 (44.2坪) |
| 九品仏駅 | 296万/坪 (70.7坪) | 283万/坪 (58.5坪) | 233万/坪 (40.4坪) |
| 尾山台駅 | 279万/坪 (75.2坪) | 239万/坪 (44.6坪) | 224万/坪 (45.9坪) |
| 等々力駅 | 264万/坪 (36.1坪) | 245万/坪 (46.0坪) | 219万/坪 (37.0坪) |
| 上野毛駅 | 278万/坪 (43.5坪) | 258万/坪 (39.2坪) | 233万/坪 (30.6坪) |
| 二子玉川駅 | 218万/坪 (131坪) | 141万/坪 (70.0坪) | 234万/坪 (41.9坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
二子玉川駅 217.9 万/坪(昨年同期比 +54.4 ％)
二子玉川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 218万円/坪(65.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +54.4％( +76.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 131.0 坪 (昨年 70.0 坪から +87.1 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 21.6 分 → 2022年 16.5 分、-23.6 ％と大きく減少)
自由が丘駅 435.7 万/坪(昨年同期比 +47.4 ％)
自由が丘駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 436万円/坪(132万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +47.4％( +140.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 9 件(１年前(2021年)に比べて +28.6％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 70.2 坪 (昨年 33.1 坪から +112.5 ％増)。
荏原町駅 107.4 万/坪(昨年同期比 -62.9 ％)
荏原町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 107万円/坪(32.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -62.9％( -182.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 12.1 坪 (昨年 18.7 坪から -35.1 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 5.3 分 → 2022年 4.0 分、-25.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 100.0 ％)
中延駅 257.6 万/坪(昨年同期比 -16.2 ％)
中延駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 258万円/坪(77.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -16.2％( -49.9万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 33.3 坪 (昨年 21.7 坪から +53.5 ％増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 66.7 ％ → 2022年 33.3 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示