この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています
【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の東京メトロ丸ノ内分岐線 (中野坂上駅~方南町駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 270万円/坪(81.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +24.4%( +53.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 27 件(1年前(2020年)に比べて -37.2%( -16件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 38.0 坪から +23.3 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。中野新橋駅、中野富士見町駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは中野富士見町駅で昨年に比べ +66.1 %、坪単価は 281 万円/坪となった。
上位 1 駅(中野富士見町駅)は +66.1 %(坪単価 +111.9 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(方南町駅)は -3.2 %(坪単価 -6.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 7.0 % → 2021年 18.5 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 27.9 % → 2021年 18.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった中野新橋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 326万円/坪(98.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +37.0%( +87.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(1年前(2020年)に比べて -45.5%( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった方南町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -3.2%( -6.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -58.8%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
東京メトロ丸ノ内分岐線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
中野坂上駅 | 293万/坪 (26.7坪) | 267万/坪 (53.9坪) | 254万/坪 (39.7坪) |
中野新橋駅 | 326万/坪 (38.6坪) | 238万/坪 (34.0坪) | 241万/坪 (36.8坪) |
中野富士見町駅 | 281万/坪 (20.7坪) | 169万/坪 (34.5坪) | 150万/坪 (119坪) |
方南町駅 | 189万/坪 (99.6坪) | 195万/坪 (33.5坪) | 212万/坪 (35.5坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
中野富士見町駅 281.2 万/坪(昨年同期比 +66.1 %)
中野富士見町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 281万円/坪(85.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +66.1%( +111.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 20.7 坪 (昨年 34.5 坪から -40.1 %減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 5.3 分 → 2021年 6.3 分、+18.8 %と増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 83.3 % → 2021年 33.3 %)
方南町駅 188.5 万/坪(昨年同期比 -3.2 %)
方南町駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 189万円/坪(57.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -3.2%( -6.3万円/坪)と小幅に下落しています。売買数は 7 件(1年前(2020年)に比べて -58.8%( -10件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 99.6 坪 (昨年 33.5 坪から +197.8 %増)。
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 29.4 % → 2021年 14.3 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示