【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜3月期のあおなみ線 (名古屋駅~野跡駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 96.9万円/坪(29.3万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +74.2%( +41.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 24 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -12件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 80.2 坪 (昨年 89.7 坪から -10.6 %減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。おおむね昨年と横ばい傾向。港北駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは港北駅で昨年に比べ +50.9 %、坪単価は 43.3 万円/坪となった。
上位 2 駅(港北駅、中島駅)は +34.2 %(坪単価 +10.6 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(名古屋駅、南荒子駅)は -31.3 %(坪単価 -148.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 18.6 分 → 2022年 15.5 分、-17.1 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 13.9 % → 2022年 25.0 %)
価格下落要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 5.6 % → 2022年 4.2 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 478万円/坪(145万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -37.3%( -284.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった荒子川公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 25.9万円/坪(7.8万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +14.9%( +3.4万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 4 件(1年前(2021年)に比べて -33.3%( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
あおなみ線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
名古屋駅 | 478万/坪 (150坪) | 763万/坪 (59.0坪) | 2,424万/坪 (40.8坪) |
ささしまライブ駅 | - | - | - |
小本駅 | 63.7万/坪 (81.7坪) | 56.7万/坪 (53.7坪) | - |
荒子駅 | 42.7万/坪 (93.8坪) | 46.8万/坪 (68.1坪) | 47.6万/坪 (40.1坪) |
南荒子駅 | 36.8万/坪 (84.7坪) | 49.3万/坪 (40.8坪) | 44.2万/坪 (63.3坪) |
中島駅 | 44.6万/坪 (64.6坪) | 37.9万/坪 (92.7坪) | 50.0万/坪 (62.0坪) |
港北駅 | 43.3万/坪 (72.6坪) | 28.7万/坪 (118坪) | 28.8万/坪 (129坪) |
荒子川公園駅 | 25.9万/坪 (49.5坪) | 22.5万/坪 (67.2坪) | 28.9万/坪 (173坪) |
稲永駅 | - | 27.4万/坪 (123坪) | 31.2万/坪 (172坪) |
野跡駅 | - | - | 10.2万/坪 (393坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
港北駅 43.3 万/坪(昨年同期比 +50.9 %)
港北駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 43.3万円/坪(13.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +50.9%( +14.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 118.5 坪から -38.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 26.3 分 → 2022年 11.5 分、-56.3 %と大きく減少)
中島駅 44.6 万/坪(昨年同期比 +17.5 %)
中島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.6万円/坪(13.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて +17.5%( +6.7万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 7 件(1年前(2021年)に比べて -30.0%( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 64.6 坪 (昨年 92.7 坪から -30.3 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 16.2 分 → 2022年 14.1 分、-12.7 %と減少)
名古屋駅 478.5 万/坪(昨年同期比 -37.3 %)
名古屋駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 478万円/坪(145万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -37.3%( -284.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(1年前(2021年)に比べて +200.0%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 149.7 坪 (昨年 59.0 坪から +153.8 %増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 2.0 分 → 2022年 7.3 分、+266.7 %と大きく増加)
南荒子駅 36.8 万/坪(昨年同期比 -25.4 %)
南荒子駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.8万円/坪(11.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2021年)に比べて -25.4%( -12.5万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(1年前(2021年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 84.7 坪 (昨年 40.8 坪から +107.4 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 11.3 分 → 2022年 8.8 分、-22.4 %と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示