物件種別
対象路線
調査期間
土地
2024年第1四半期
2024年1月3月

この記事は不動産鑑定士、宅地建物取引士により監修しています

記事監修:岩野 愛弓
【監修者】

宅地建物取引士・日商簿記2級

岩野 愛弓 (監修者)

注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...

土地相場の概況

2024年1月〜3月期の三陸鉄道リアス線 (盛駅久慈駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 8.2万円/坪(2.5万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +37.3%( +2.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 13 件(1年前(2023年)に比べて -13.3%( -2件/坪)と不調に推移しています。)。

平均土地面積は 76.4 坪 (昨年 177.9 坪から -57.0 %減)。

近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。

値上がりした駅数は 3 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。ほとんどの駅において下落した。宮古駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは岩泉小本駅で昨年に比べ +430.1 %、坪単価は 2.1 万円/坪となった。

上位 1 駅(岩泉小本駅)は +430.1 %(坪単価 +1.7 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(久慈駅)は -36.0 %(坪単価 -2.9 万円/坪)の下落。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 32.3 分 → 2024年 23.1 分、-28.6 %と大きく減少)
  • 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 6.7 % → 2024年 23.1 %)

駅ごとの土地相場について

鉄道路線中、最高値の駅となった宮古駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +53.4%( +6.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2023年)に比べて -50.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

鉄道路線中、最低値の駅となった岩泉小本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +430.1%( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

三陸鉄道リアス線(沿線・駅ごとの土地について)
三陸鉄道リアス線現状(2024)
(平均築年・面積)
1年前
(平均築年・面積)
2年前
(平均築年・面積)
盛駅9.2万/坪
(88.7坪)
7.8万/坪
(141坪)
3.9万/坪
(146坪)
陸前赤崎駅---
綾里駅-1.0万/坪
(209坪)
4.5万/坪
(51.4坪)
恋し浜駅---
甫嶺駅---
三陸駅---
吉浜駅---
唐丹駅---
平田駅6.4万/坪
(84.7坪)
-5.2万/坪
(121坪)
釜石駅13.2万/坪
(60.5坪)
--
両石駅--5.6万/坪
(99.8坪)
鵜住居駅--2.7万/坪
(69.6坪)
大槌駅-1.2万/坪
(303坪)
2.8万/坪
(129坪)
吉里吉里駅--6.6万/坪
(42.4坪)
浪板海岸駅---
岩手船越駅-4.4万/坪
(90.8坪)
2.8万/坪
(52.9坪)
織笠駅--4.2万/坪
(33.3坪)
陸中山田駅9.8万/坪
(40.8坪)
-9.9万/坪
(30.3坪)
豊間根駅-3.8万/坪
(393坪)
-
払川駅--5.3万/坪
(109坪)
津軽石駅9.8万/坪
(81.7坪)
--
八木沢・宮古短大駅---
磯鶏駅-6.8万/坪
(103坪)
-
宮古駅19.4万/坪
(51.4坪)
12.7万/坪
(113坪)
12.3万/坪
(43.4坪)
山口団地駅---
一の渡駅--5.6万/坪
(121坪)
田老駅---
新田老駅---
摂待駅---
岩泉小本駅2.1万/坪
(48.4坪)
0.4万/坪
(84.7坪)
2.2万/坪
(107坪)
島越駅-2.5万/坪
(130坪)
-
田野畑駅--1.2万/坪
(99.8坪)
普代駅---
白井海岸駅---
堀内駅---
野田玉川駅--3.3万/坪
(109坪)
陸中野田駅2.0万/坪
(151坪)
-5.6万/坪
(57.5坪)
陸中宇部駅-4.8万/坪
(333坪)
-
久慈駅5.2万/坪
(62.0坪)
8.1万/坪
(171坪)
3.6万/坪
(145坪)

※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。

価格変動が大きかった駅について

岩泉小本駅2.1 万/坪(昨年同期比 +430.1 %)

岩泉小本駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて +430.1%( +1.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。

平均土地面積は 48.4 坪 (昨年 84.7 坪から -42.9 %減)。

久慈駅5.2 万/坪(昨年同期比 -36.0 %)

久慈駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 5.2万円/坪(1.6万円/㎡)です。土地相場は1年前(2023年)に比べて -36.0%( -2.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(1年前(2023年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。

平均土地面積は 62.0 坪 (昨年 171.4 坪から -63.8 %減)。

価格上昇要因

  • 駅からの平均距離が減少(2023年 28.7 分 → 2024年 24.0 分、-16.3 %と減少)

セグメントごとの取引物件の内訳

対象駅:   セグメント:

※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示

記事:ウチノカチ

※転載・利用時にはURL(https://utinokati.com/)を明記してください(事前許諾等は原則不要)
データ:国土交通省 売却価格情報(過去の実取引情報)

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