【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年1月〜12月期のJR常磐線 (坂元駅～岩沼駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 10.1万円/坪(3.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.6％( +2.1万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 88 件(１年前(2021年)に比べて +2.3％( +2件/坪)と僅かに増加しています。)。
平均土地面積は 144.1 坪 (昨年 144.6 坪から -0.3 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。浜吉田駅、亘理駅、逢隈駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは浜吉田駅で昨年に比べ +85.9 ％、坪単価は 2.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(浜吉田駅、亘理駅)は +84.5 ％(坪単価 +2.3 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(坂元駅、山下駅)は -48.1 ％(坪単価 -1.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 23.1 分 → 2022年 18.6 分、-19.5 ％と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 2.3 ％ → 2022年 4.5 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 19.4万円/坪(5.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +8.0％( +1.4万円/坪)と堅調に推移しています。売買数は 31 件(１年前(2021年)に比べて +14.8％( +4件/坪)と好調に推移しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった坂元駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.21万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -63.3％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| JR常磐線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 坂元駅 | 0.7万/坪 (173坪) | 1.9万/坪 (145坪) | 2.6万/坪 (233坪) |
| 山下駅 | 1.9万/坪 (261坪) | 2.8万/坪 (167坪) | 3.4万/坪 (104坪) |
| 浜吉田駅 | 2.6万/坪 (120坪) | 1.4万/坪 (131坪) | 1.5万/坪 (113坪) |
| 亘理駅 | 7.6万/坪 (159坪) | 4.1万/坪 (148坪) | 5.4万/坪 (133坪) |
| 逢隈駅 | 5.6万/坪 (96.5坪) | 4.4万/坪 (273坪) | 7.1万/坪 (109坪) |
| 岩沼駅 | 19.4万/坪 (156坪) | 17.9万/坪 (108坪) | 16.9万/坪 (141坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
浜吉田駅 2.6 万/坪(昨年同期比 +85.9 ％)
浜吉田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.6万円/坪(0.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +85.9％( +1.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 14 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +7件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 120.1 坪 (昨年 130.5 坪から -8.0 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 25.0 分 → 2022年 16.3 分、-34.9 ％と大きく減少)
亘理駅 7.6 万/坪(昨年同期比 +83.2 ％)
亘理駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.6万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +83.2％( +3.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 19 件(１年前(2021年)に比べて -36.7％( -11件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 159.3 坪 (昨年 148.0 坪から +7.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 23.4 分 → 2022年 16.7 分、-28.8 ％と大きく減少)
坂元駅 0.7 万/坪(昨年同期比 -63.3 ％)
坂元駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 0.7万円/坪(0.21万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -63.3％( -1.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -42.9％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 172.8 坪 (昨年 144.8 坪から +19.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2021年 18.3 分 → 2022年 21.0 分、+14.8 ％と増加)
山下駅 1.9 万/坪(昨年同期比 -33.0 ％)
山下駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 1.9万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -33.0％( -0.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 4 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 261.2 坪 (昨年 167.5 坪から +56.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.5 分 → 2022年 30.0 分、+62.2 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示