【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年4月〜6月期のJR常磐線 (坂元駅～岩沼駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 12.7万円/坪(3.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +33.2％( +3.2万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 22 件(１年前(2021年)に比べて -4.3％( -1件/坪)と小幅に減少しています。)。
平均土地面積は 175.6 坪 (昨年 140.1 坪から +25.3 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 4 駅に対して、値下がりした駅数は 1 駅。全体的に上昇基調。山下駅、浜吉田駅、岩沼駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは亘理駅で昨年に比べ +108.6 ％、坪単価は 7.3 万円/坪となった。
上位 1 駅(亘理駅)は +108.6 ％(坪単価 +3.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 1 駅(逢隈駅)は -17.4 ％(坪単価 -1.3 万円/坪)の下落。
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった岩沼駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 23.2万円/坪(7.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +26.1％( +4.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 8 件(１年前(2021年)に比べて -20.0％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった浜吉田駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 2.1万円/坪(0.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +35.0％( +0.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR常磐線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 坂元駅 | - | 2.0万/坪 (165坪) | - |
| 山下駅 | 2.1万/坪 (165坪) | 1.6万/坪 (159坪) | 3.7万/坪 (145坪) |
| 浜吉田駅 | 2.1万/坪 (96.8坪) | 1.5万/坪 (162坪) | - |
| 亘理駅 | 7.3万/坪 (220坪) | 3.5万/坪 (134坪) | 4.9万/坪 (200坪) |
| 逢隈駅 | 6.0万/坪 (98.3坪) | 7.3万/坪 (424坪) | 6.4万/坪 (132坪) |
| 岩沼駅 | 23.2万/坪 (184坪) | 18.4万/坪 (96.8坪) | 17.9万/坪 (74.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
亘理駅 7.3 万/坪(昨年同期比 +108.6 ％)
亘理駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.3万円/坪(2.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +108.6％( +3.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 6 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 220.3 坪 (昨年 133.9 坪から +64.6 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2021年 24.0 分 → 2022年 21.2 分、-11.8 ％と減少)
逢隈駅 6.0 万/坪(昨年同期比 -17.4 ％)
逢隈駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 6.0万円/坪(1.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -17.4％( -1.3万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +200.0％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 98.3 坪 (昨年 423.5 坪から -76.8 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 18.0 分 → 2022年 23.7 分、+31.5 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示