【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2021年1月〜12月期の阪神なんば線 (出来島駅~桜川駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 103万円/坪(31.0万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +0.6%( +0.6万円/坪)と僅かに上昇しています。売買数は 23 件(1年前(2020年)に比べて -17.9%( -5件/坪)と不調に推移しています。)。
平均土地面積は 73.1 坪 (昨年 56.7 坪から +28.9 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。全体的に上昇基調。出来島駅、福駅、九条駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは出来島駅で昨年に比べ +53.8 %、坪単価は 44.2 万円/坪となった。
上位 2 駅(出来島駅、福駅)は +37.6 %(坪単価 +13.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(西九条駅、桜川駅)は -32.1 %(坪単価 -44.4 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2020年 8.2 分 → 2021年 7.0 分、-14.4 %と減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 28.6 % → 2021年 43.5 %)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった桜川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 333万円/坪(101万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -1.9%( -6.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった出来島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +53.8%( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
阪神なんば線 | 現状(2021) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
出来島駅 | 44.2万/坪 (69.9坪) | 28.7万/坪 (48.9坪) | 13.7万/坪 (23.4坪) |
福駅 | 60.8万/坪 (143坪) | 50.1万/坪 (13.2坪) | 66.9万/坪 (67.5坪) |
伝法駅 | 49.9万/坪 (106坪) | 47.3万/坪 (74.7坪) | 45.3万/坪 (25.3坪) |
千鳥橋駅 | 90.1万/坪 (30.3坪) | 76.8万/坪 (49.4坪) | 79.6万/坪 (33.3坪) |
西九条駅 | 50.0万/坪 (13.6坪) | 132万/坪 (21.2坪) | 112万/坪 (30.3坪) |
九条駅 | 162万/坪 (47.8坪) | 134万/坪 (32.5坪) | 128万/坪 (34.1坪) |
ドーム前駅 | - | - | - |
桜川駅 | 333万/坪 (31.8坪) | 340万/坪 (142坪) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
出来島駅 44.2 万/坪(昨年同期比 +53.8 %)
出来島駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 44.2万円/坪(13.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +53.8%( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(1年前(2020年)に比べて +66.7%( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 69.9 坪 (昨年 48.9 坪から +42.9 %増)。
福駅 60.8 万/坪(昨年同期比 +21.4 %)
福駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 60.8万円/坪(18.4万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて +21.4%( +10.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(1年前(2020年)に比べて -25.0%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 142.7 坪 (昨年 13.2 坪から +978.1 %増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 8.0 分 → 2021年 5.3 分、-33.3 %と大きく減少)
西九条駅 50.0 万/坪(昨年同期比 -62.2 %)
西九条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 50.0万円/坪(15.1万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -62.2%( -82.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 13.6 坪 (昨年 21.2 坪から -35.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2020年 5.0 分 → 2021年 4.0 分、-20.0 %と大きく減少)
価格下落要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2020年 100.0 % → 2021年 100.0 %)
桜川駅 333.0 万/坪(昨年同期比 -1.9 %)
桜川駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 333万円/坪(101万円/㎡)です。土地相場は1年前(2020年)に比べて -1.9%( -6.6万円/坪)と僅かに下落しています。売買数は 2 件(1年前(2020年)に比べて -33.3%( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 31.8 坪 (昨年 142.2 坪から -77.7 %減)。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2020年 33.3 % → 2021年 50.0 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2020年 2.7 分 → 2021年 3.0 分、+12.5 %と増加)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2020年 66.7 % → 2021年 50.0 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示