【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期の札幌市東西線 (宮の沢駅～新さっぽろ駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.2万円/坪(14.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +19.5％( +8.0万円/坪)と好調に推移しています。売買数は 54 件(１年前(2023年)に比べて -47.6％( -49件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 95.7 坪 (昨年 84.2 坪から +13.7 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 10 分圏内の標準的な物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 7 駅に対して、値下がりした駅数は 8 駅。ほとんどの駅において下落した。宮の沢駅、発寒南駅、西11丁目駅、菊水駅、新さっぽろ駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは菊水駅で昨年に比べ +88.2 ％、坪単価は 74.6 万円/坪となった。
上位 2 駅(菊水駅、新さっぽろ駅)は +87.8 ％(坪単価 +27.4 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(円山公園駅、琴似駅)は -58.7 ％(坪単価 -42.1 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が減少(2023年 17.9 分 → 2024年 15.9 分、-11.2 ％と減少)
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 1.0 ％ → 2024年 3.7 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西11丁目駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 91.1万円/坪(27.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +20.5％( +15.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった円山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.7万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.8％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
| 札幌市東西線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 宮の沢駅 | 50.0万/坪 (108坪) | 30.1万/坪 (85.9坪) | 37.8万/坪 (58.3坪) |
| 発寒南駅 | 30.4万/坪 (59.0坪) | 23.8万/坪 (86.0坪) | 36.6万/坪 (80.2坪) |
| 琴似駅 | 34.4万/坪 (290坪) | 71.2万/坪 (39.3坪) | 74.9万/坪 (163坪) |
| 二十四軒駅 | 61.1万/坪 (67.3坪) | - | 84.1万/坪 (159坪) |
| 西28丁目駅 | 41.6万/坪 (46.1坪) | 71.2万/坪 (39.3坪) | 109万/坪 (72.1坪) |
| 円山公園駅 | 24.7万/坪 (128坪) | 72.0万/坪 (76.9坪) | 80.2万/坪 (90.1坪) |
| 西18丁目駅 | 87.2万/坪 (56.0坪) | 89.6万/坪 (46.9坪) | 123万/坪 (87.7坪) |
| 西11丁目駅 | 91.1万/坪 (53.3坪) | 75.5万/坪 (71.1坪) | 76.3万/坪 (41.6坪) |
| 大通駅 | - | - | 151万/坪 (10.6坪) |
| バスセンター前駅 | - | - | 215万/坪 (60.5坪) |
| 菊水駅 | 74.6万/坪 (188坪) | 39.7万/坪 (123坪) | 47.0万/坪 (58.0坪) |
| 東札幌駅 | 73.5万/坪 (168坪) | 74.9万/坪 (45.4坪) | 44.8万/坪 (69.6坪) |
| 白石駅 | 36.8万/坪 (132坪) | 42.6万/坪 (55.5坪) | 29.4万/坪 (92.0坪) |
| 南郷7丁目駅 | - | 40.0万/坪 (119坪) | 65.4万/坪 (77.1坪) |
| 南郷13丁目駅 | 52.7万/坪 (77.1坪) | 44.3万/坪 (82.3坪) | 47.8万/坪 (81.7坪) |
| 南郷18丁目駅 | 40.4万/坪 (95.3坪) | 35.2万/坪 (102坪) | 47.8万/坪 (82.9坪) |
| 大谷地駅 | 38.4万/坪 (84.7坪) | 49.1万/坪 (68.1坪) | 33.8万/坪 (75.5坪) |
| ひばりが丘駅 | 31.9万/坪 (92.8坪) | 57.9万/坪 (49.9坪) | 30.3万/坪 (49.9坪) |
| 新さっぽろ駅 | 42.3万/坪 (63.9坪) | 22.6万/坪 (95.8坪) | 27.5万/坪 (74.4坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
菊水駅 74.6 万/坪(昨年同期比 +88.2 ％)
菊水駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 74.6万円/坪(22.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +88.2％( +35.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -85.7％( -6件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 187.6 坪 (昨年 122.8 坪から +52.8 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 15.3 分 → 2024年 3.0 分、-80.4 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 14.3 ％ → 2024年 100.0 ％)
新さっぽろ駅 42.3 万/坪(昨年同期比 +87.4 ％)
新さっぽろ駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 42.3万円/坪(12.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +87.4％( +19.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 4 件(１年前(2023年)に比べて +33.3％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 63.9 坪 (昨年 95.8 坪から -33.3 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2023年 26.0 分 → 2024年 18.5 分、-28.8 ％と大きく減少)
円山公園駅 24.7 万/坪(昨年同期比 -65.8 ％)
円山公園駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 24.7万円/坪(7.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -65.8％( -47.4万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 3 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -3件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 128.1 坪 (昨年 76.9 坪から +66.6 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 20.3 分 → 2024年 26.7 分、+31.1 ％と大きく増加)
琴似駅 34.4 万/坪(昨年同期比 -51.6 ％)
琴似駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 34.4万円/坪(10.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -51.6％( -36.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 290.4 坪 (昨年 39.3 坪から +638.5 ％増)。
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示