【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2022年7月〜9月期の阪急宝塚本線 (川西能勢口駅～宝塚駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 48.0万円/坪(14.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +4.0％( +1.9万円/坪)と小幅に上昇しています。売買数は 24 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 76.7 坪 (昨年 98.6 坪から -22.2 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分未満の比較的駅から遠い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 2 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。雲雀丘花屋敷駅、中山観音駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは雲雀丘花屋敷駅で昨年に比べ +92.4 ％、坪単価は 79.9 万円/坪となった。
上位 2 駅(雲雀丘花屋敷駅、中山観音駅)は +78.0 ％(坪単価 +29.2 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(売布神社駅、宝塚駅)は -14.8 ％(坪単価 -8.3 万円/坪)の下落。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 19.4 分 → 2022年 24.6 分、+26.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が僅かに減少(全取引物件に占める割合が 2021年 8.3 ％ → 2022年 8.3 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった雲雀丘花屋敷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +92.4％( +38.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった売布神社駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -19.2％( -9.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
| 阪急宝塚本線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 川西能勢口駅 | 41.3万/坪 (100坪) | 45.9万/坪 (48.9坪) | 35.0万/坪 (68.7坪) |
| 雲雀丘花屋敷駅 | 79.9万/坪 (36.3坪) | 41.5万/坪 (107坪) | 39.2万/坪 (58.7坪) |
| 山本駅 | 47.2万/坪 (94.1坪) | 49.4万/坪 (126坪) | 41.8万/坪 (83.8坪) |
| 中山観音駅 | 51.4万/坪 (45.4坪) | 31.5万/坪 (89.2坪) | 43.9万/坪 (55.2坪) |
| 売布神社駅 | 39.6万/坪 (59.0坪) | 49.1万/坪 (52.2坪) | 40.5万/坪 (59.7坪) |
| 清荒神駅 | 60.4万/坪 (34.8坪) | - | - |
| 宝塚駅 | 61.7万/坪 (53.7坪) | 68.9万/坪 (36.3坪) | 68.0万/坪 (59.0坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
雲雀丘花屋敷駅 79.9 万/坪(昨年同期比 +92.4 ％)
雲雀丘花屋敷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 79.9万円/坪(24.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +92.4％( +38.4万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2021年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 36.3 坪 (昨年 107.4 坪から -66.2 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 5.0 分 → 2022年 16.0 分、+220.0 ％と大きく増加)
中山観音駅 51.4 万/坪(昨年同期比 +63.5 ％)
中山観音駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 51.4万円/坪(15.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて +63.5％( +20.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて -25.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 45.4 坪 (昨年 89.2 坪から -49.2 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 27.5 分 → 2022年 14.3 分、-47.9 ％と大きく減少)
売布神社駅 39.6 万/坪(昨年同期比 -19.2 ％)
売布神社駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.6万円/坪(12.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -19.2％( -9.4万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 3 件(１年前(2021年)に比べて +50.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 59.0 坪 (昨年 52.2 坪から +13.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 9.5 分 → 2022年 11.7 分、+22.8 ％と大きく増加)
宝塚駅 61.7 万/坪(昨年同期比 -10.4 ％)
宝塚駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 61.7万円/坪(18.7万円/㎡)です。土地相場は１年前(2021年)に比べて -10.4％( -7.2万円/坪)と不調に推移しています。売買数は 2 件(１年前(2021年)に比べて +100.0％( +1件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 53.7 坪 (昨年 36.3 坪から +47.9 ％増)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2021年 8.0 分 → 2022年 5.5 分、-31.2 ％と大きく減少)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示