【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2024年7月〜9月期のJR奈良線 (木津駅～京都駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 36.6万円/坪(11.1万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -29.5％( -15.3万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 21 件(１年前(2023年)に比べて -47.5％( -19件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 93.8 坪 (昨年 79.1 坪から +18.6 ％増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 3 駅。ほとんどの駅において下落した。木津駅、山城青谷駅、黄檗駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは木津駅で昨年に比べ +67.3 ％、坪単価は 39.5 万円/坪となった。
上位 2 駅(木津駅、黄檗駅)は +63.0 ％(坪単価 +17.1 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(城陽駅、JR小倉駅)は -40.9 ％(坪単価 -17.6 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 3 分未満の駅近物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2023年 2.6 ％ → 2024年 4.8 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 11.4 分 → 2024年 19.0 分、+66.9 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 15.4 ％ → 2024年 4.8 ％)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった京都駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 183万円/坪(55.2万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -33.0％( -89.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -50.0％( -1件/坪)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった山城青谷駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 7.7万円/坪(2.3万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +29.6％( +1.8万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| JR奈良線 | 現状(2024) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 木津駅 | 39.5万/坪 (54.8坪) | 23.6万/坪 (65.9坪) | 32.7万/坪 (65.7坪) |
| 上狛駅 | - | - | - |
| 棚倉駅 | - | - | 8.5万/坪 (106坪) |
| 玉水駅 | 7.5万/坪 (206坪) | - | - |
| 山城多賀駅 | 12.1万/坪 (157坪) | 11.7万/坪 (93.8坪) | - |
| 山城青谷駅 | 7.7万/坪 (157坪) | 6.0万/坪 (75.6坪) | 11.3万/坪 (159坪) |
| 長池駅 | - | 4.2万/坪 (99.8坪) | 37.0万/坪 (37.8坪) |
| 城陽駅 | 21.1万/坪 (71.1坪) | 38.3万/坪 (57.0坪) | 48.9万/坪 (50.5坪) |
| 新田駅 | - | 30.3万/坪 (38.6坪) | 36.8万/坪 (33.8坪) |
| JR小倉駅 | 31.0万/坪 (39.6坪) | 49.0万/坪 (88.7坪) | 53.3万/坪 (93.8坪) |
| 宇治駅 | 59.0万/坪 (56.0坪) | 54.0万/坪 (35.9坪) | 45.3万/坪 (92.8坪) |
| 黄檗駅 | 49.6万/坪 (303坪) | 31.3万/坪 (188坪) | 40.7万/坪 (39.3坪) |
| 木幡駅 | - | 42.1万/坪 (58.2坪) | 54.7万/坪 (36.3坪) |
| 六地蔵駅 | 40.1万/坪 (84.7坪) | - | 44.5万/坪 (82.8坪) |
| 桃山駅 | - | - | - |
| JR藤森駅 | - | 55.7万/坪 (94.9坪) | 38.6万/坪 (54.5坪) |
| 稲荷駅 | - | - | - |
| 東福寺駅 | - | 137万/坪 (19.7坪) | - |
| 京都駅 | 183万/坪 (31.8坪) | 272万/坪 (132坪) | 373万/坪 (166坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
木津駅 39.5 万/坪(昨年同期比 +67.3 ％)
木津駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 39.5万円/坪(11.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +67.3％( +15.9万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 5 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 54.8 坪 (昨年 65.9 坪から -17.0 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 19.0 分 → 2024年 23.4 分、+23.2 ％と大きく増加)
黄檗駅 49.6 万/坪(昨年同期比 +58.7 ％)
黄檗駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 49.6万円/坪(15.0万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて +58.7％( +18.3万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2023年)に比べて -66.7％( -2件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 302.5 坪 (昨年 187.6 坪から +61.3 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 8.0 分 → 2024年 14.0 分、+75.0 ％と大きく増加)
城陽駅 21.1 万/坪(昨年同期比 -44.9 ％)
城陽駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.1万円/坪(6.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -44.9％( -17.2万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(１年前(2023年)に比べて -71.4％( -5件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 71.1 坪 (昨年 57.0 坪から +24.6 ％増)。
JR小倉駅 31.0 万/坪(昨年同期比 -36.8 ％)
JR小倉駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 31.0万円/坪(9.4万円/㎡)です。土地相場は１年前(2023年)に比べて -36.8％( -18.1万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 5 件(１年前(2023年)に比べて +66.7％( +2件/坪)と大幅に増加しています。)。
平均土地面積は 39.6 坪 (昨年 88.7 坪から -55.3 ％減)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2023年 6.0 分 → 2024年 7.6 分、+26.7 ％と大きく増加)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2023年 66.7 ％ → 2024年 20.0 ％)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示