【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
土地相場の概況
2023年1月〜3月期の京都市東西線 (太秦天神川駅～六地蔵駅)における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 101万円/坪(30.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +76.3％( +43.6万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 17 件(１年前(2022年)に比べて -29.2％( -7件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 51.6 坪 (昨年 71.1 坪から -27.4 ％減)。
近年の取引物件の特徴は、土地面積 100 平方メートルを超えるゆったり広々とした物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 5 駅に対して、値下がりした駅数は 2 駅。ほとんどの駅において下落した。西大路御池駅、二条駅、山科駅、東野駅、石田駅は、昨年から 20 ％以上の値上がり。最も値上がりしたのは二条駅で昨年に比べ +67.3 ％、坪単価は 109 万円/坪となった。
上位 2 駅(二条駅、山科駅)は +67.2 ％(坪単価 +42.8 万円/坪)の上昇。一方、下位 2 駅(御陵駅、六地蔵駅)は -44.2 ％(坪単価 -24.3 万円/坪)の下落。
価格上昇要因
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.8 ％ → 2023年 23.5 ％)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 9.2 分 → 2023年 11.7 分、+27.7 ％と大きく増加)
駅ごとの土地相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった西大路御池駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 152万円/坪(45.8万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +28.3％( +33.5万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六地蔵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -42.2％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
| 京都市東西線 | 現状(2023) (平均築年・面積) | １年前 (平均築年・面積) | ２年前 (平均築年・面積) |
|---|---|---|---|
| 太秦天神川駅 | - | 86.6万/坪 (19.2坪) | - |
| 西大路御池駅 | 152万/坪 (36.3坪) | 118万/坪 (21.2坪) | - |
| 二条駅 | 109万/坪 (72.6坪) | 64.9万/坪 (30.3坪) | 115万/坪 (24.2坪) |
| 二条城前駅 | 148万/坪 (51.4坪) | - | 220万/坪 (59.0坪) |
| 烏丸御池駅 | - | - | 404万/坪 (136坪) |
| 京都市役所前駅 | - | - | - |
| 三条京阪駅 | 298万/坪 (43.1坪) | - | 249万/坪 (37.8坪) |
| 東山駅 | - | - | - |
| 蹴上駅 | - | - | - |
| 御陵駅 | 38.1万/坪 (49.9坪) | 70.8万/坪 (10.6坪) | 16.9万/坪 (34.8坪) |
| 山科駅 | 105万/坪 (46.9坪) | 62.5万/坪 (108坪) | 57.4万/坪 (63.5坪) |
| 東野駅 | 74.0万/坪 (32.5坪) | 45.6万/坪 (111坪) | 40.4万/坪 (19.7坪) |
| 椥辻駅 | - | 38.6万/坪 (90.8坪) | 23.6万/坪 (31.8坪) |
| 小野駅 | 59.4万/坪 (37.8坪) | - | 3.0万/坪 (49.9坪) |
| 醍醐駅 | - | 20.0万/坪 (99.8坪) | - |
| 石田駅 | 48.7万/坪 (34.3坪) | 35.4万/坪 (48.9坪) | 25.4万/坪 (39.3坪) |
| 六地蔵駅 | 21.8万/坪 (109坪) | 37.7万/坪 (82.4坪) | 50.9万/坪 (39.3坪) |
※『ウチノカチ』データベースに登録された土地の実売却価格（国土交通省アンケートに基づく）をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位：万円、カッコ内は事例物件の平均築年数／同土地面積。
価格変動が大きかった駅について
二条駅 108.6 万/坪(昨年同期比 +67.3 ％)
二条駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 109万円/坪(32.9万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +67.3％( +43.7万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 72.6 坪 (昨年 30.3 坪から +140.0 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が増加(2022年 12.5 分 → 2023年 14.5 分、+16.0 ％と増加)
山科駅 104.5 万/坪(昨年同期比 +67.1 ％)
山科駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 105万円/坪(31.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて +67.1％( +42.0万円/坪)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(１年前(2022年)に比べて -80.0％( -4件/坪)と大幅に減少しています。)。
平均土地面積は 46.9 坪 (昨年 107.7 坪から -56.5 ％減)。
価格上昇要因
- 駅からの平均距離が大きく減少(2022年 9.8 分 → 2023年 5.0 分、-49.0 ％と大きく減少)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2022年 20.0 ％ → 2023年 100.0 ％)
御陵駅 38.1 万/坪(昨年同期比 -46.3 ％)
御陵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 38.1万円/坪(11.5万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -46.3％( -32.8万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 1 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 49.9 坪 (昨年 10.6 坪から +371.4 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 1.0 分 → 2023年 6.0 分、+500.0 ％と大きく増加)
六地蔵駅 21.8 万/坪(昨年同期比 -42.2 ％)
六地蔵駅における土地の価格相場(平均取引価格)は坪単価 21.8万円/坪(6.6万円/㎡)です。土地相場は１年前(2022年)に比べて -42.2％( -15.9万円/坪)と大幅に下落しています。売買数は 2 件(前年比変わらず)。
平均土地面積は 108.9 坪 (昨年 82.4 坪から +32.1 ％増)。
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2022年 14.0 分 → 2023年 35.5 分、+153.6 ％と大きく増加)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅： セグメント：
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示