【監修者】
宅地建物取引士・日商簿記2級
注文住宅会社で15年以上、不動産売買、建築デザイン企画、営業企画等に従事。 主に土地や中古住宅の売買契約、金融・司法書士手続きを経験。 自身でも土地、中古住宅、商業施設等の売買経験あり。 2016年より住宅・不動産専門ライターとしても活動中。 多数の不動産メディアで執筆・監修。 続きを読む...
中古マンション相場の概況
2022年7月〜9月期の京浜急行逗子線 (金沢文庫駅~逗子・葉山駅)における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は28.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -14.5%( -4.9万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 42 件(1年前(2021年)に比べて -36.4%( -24件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 33.0年(昨年 28.7年から +14.8 %増)。平均専有面積は 74.5 ㎡ (昨年 68.9 ㎡から +8.1 %増)。
近年の取引物件の特徴は、駅から徒歩 20 分以上の徒歩圏外の物件数が大きく増加、築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加。
値上がりした駅数は 1 駅に対して、値下がりした駅数は 4 駅。ほとんどの駅において下落した。逗子・葉山駅は、昨年から 20 %以上の値上がり。最も値上がりしたのは逗子・葉山駅で昨年に比べ +66.2 %、単価は 67.8 万円/㎡となった。
上位 1 駅(逗子・葉山駅)は +66.2 %(単価 +27.0 万円/㎡)の上昇。一方、下位 1 駅(六浦駅)は -17.6 %(単価 -4.6 万円/㎡)の下落。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が小幅減少(全取引物件に占める割合が 2021年 17.5 % → 2022年 16.7 %)
価格下落要因
- 平均築年数が増加(2021年 28.7 年 → 2022年 33.0 年、+14.8 %と増加)
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 11.4 分 → 2022年 14.6 分、+28.3 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が大きく増加(全取引物件に占める割合が 2021年 49.2 % → 2022年 69.0 %)
- 駅から徒歩 6 分未満の比較的駅が近い物件数が大きく減少(全取引物件に占める割合が 2021年 23.6 % → 2022年 2.9 %)
駅ごとの中古マンション相場について
鉄道路線中、最高値の駅となった逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +66.2%( +27.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
鉄道路線中、最低値の駅となった六浦駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.6%( -4.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -42.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
京浜急行逗子線 | 現状(2022) (平均築年・面積) | 1年前 (平均築年・面積) | 2年前 (平均築年・面積) |
---|---|---|---|
金沢文庫駅 | 29.2万/㎡ (31.1年/75.8㎡) | 33.3万/㎡ (22.2年/85.3㎡) | 30.2万/㎡ (27.1年/68.8㎡) |
金沢八景駅 | 43.5万/㎡ (37.5年/75.0㎡) | 44.0万/㎡ (31.3年/64.3㎡) | 35.5万/㎡ (35.0年/60.6㎡) |
六浦駅 | 21.5万/㎡ (34.8年/73.6㎡) | 26.1万/㎡ (33.9年/51.8㎡) | 27.5万/㎡ (28.0年/67.0㎡) |
神武寺駅 | 22.7万/㎡ (49.5年/55.0㎡) | 23.6万/㎡ (48.5年/55.0㎡) | 20.3万/㎡ (36.2年/66.7㎡) |
逗子・葉山駅 | 67.8万/㎡ (13.5年/90.0㎡) | 40.8万/㎡ (37.9年/45.0㎡) | - |
※『ウチノカチ』データベースに登録された中古マンションの実売却価格(国土交通省アンケートに基づく)をもとに、鉄道路線の駅ごとに平均単価を算出。単位:万円、カッコ内は事例物件の平均築年数/同専有面積。
価格変動が大きかった駅について
逗子・葉山駅 67.8 万/㎡(昨年同期比 +66.2 %)
逗子・葉山駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は67.8万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて +66.2%( +27.0万円/㎡)と大幅に上昇しています。売買数は 1 件(1年前(2021年)に比べて -66.7%( -2件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 13.5年(昨年 37.9年から -64.3 %減)。平均専有面積は 90.0 ㎡ (昨年 45.0 ㎡から +100.0 %増)。
価格上昇要因
- 平均築年数が大きく減少(2021年 37.9 年 → 2022年 13.5 年、-64.3 %と大きく減少)
六浦駅 21.5 万/㎡(昨年同期比 -17.6 %)
六浦駅における中古マンションの価格相場(平均取引価格)は21.5万円/㎡です。中古マンション相場は1年前(2021年)に比べて -17.6%( -4.6万円/㎡)と不調に推移しています。売買数は 11 件(1年前(2021年)に比べて -42.1%( -8件/㎡)と大幅に減少しています。)。
平均築年数は 34.8年(昨年 33.9年から +2.8 %増)。平均専有面積は 73.6 ㎡ (昨年 51.8 ㎡から +42.0 %増)。
価格上昇要因
- 築 40 年を超える高経年物件数が減少(全取引物件に占める割合が 2021年 22.2 % → 2022年 18.2 %)
価格下落要因
- 駅からの平均距離が大きく増加(2021年 8.0 分 → 2022年 11.8 分、+47.7 %と大きく増加)
- 築 40 年以内の比較的古い物件数が増加(全取引物件に占める割合が 2021年 72.2 % → 2022年 81.8 %)
セグメントごとの取引物件の内訳
対象駅: セグメント:
※各年ごとの取引件数の割合が高いセグメントほど赤く表示